企画展:「アフリカ、南極、ヒマラヤ」

企画展:「アフリカ、南極、ヒマラヤ」

 京都大学は、21世紀を迎え世界に開かれた大学として先端的な学術研究を積極的に展開していくため、京都大学が誇る学術研究を、国際シンポジウムという方式により世界へ有効に発信することにより、当該分野における京都大学の独創性・先端性に関する国際理解を深めるとともに、専門領域にとどまらない研究情報交換及び研究者交流の拡充に寄与することを目的としています。その一環として、本企画展を開催します。

主催

京都大学霊長類研究所、京都大学山岳部、京都大学野生動物研究センター

開催場所

京都大学百周年時計台記念館 歴史展示室内 企画展示室

開催期間

2008年8月5日~10月5日

企画展内容

 京都大学は自由と自主を重んじる学風のもと、フィールドワークという独特な研究スタイルによって「探検大学」の伝統を築き上げてきた。1958年、今西錦司は最初のアフリカ探検で第一次ゴリラ学術調査をおこなった。同じ年、西堀栄三郎が率いる第一次南極越冬隊が初の観測を、また桑原武夫が隊長をつとめた京都大学学士山岳会隊がヒマラヤ・カラコルムのチョゴリザ初登頂に成功した。それから半世紀を経た今年、本企画展を通して先人たちの偉業をたたえると共に、新たな学問領域を創出する出発点としたい。

  • 朝日新聞(8月17日 26面)、産経新聞(8月16日 23面)および読売新聞(8月18日 29面)に掲載されました。