*毎月19日はインクルーシブデザインの日
インクルーシブ(包摂)とは、高齢者や障害のある人などこれまでデザインのメインターゲットから排除(Exclude)されてきた、特別なニーズを抱えた利用者をリードユーザとしてデザインプロセスに迎え、概念設計から提案に至る全工程に積極的に巻き込んでいくデザイン手法です。リードユーザと5~6名の参加者で1チームをつくり、丸一日かけて気づきを得るところから、一つのデザインアイデアを提案するところまで、インクルーシブデザインの理念と手法を実際に体験していただくことを目的としています。
第22回ワークショップでは,九州大学ユーザーサイエンス機構の平井康之さんをお招きし、インクルーシブ・デザインやユニバーサル・デザインの違いや事例紹介などなどお話いただきます。また、平井さんが過去、インクルーシブ・デザインのワークショップを数々とされてきたなかで感じている、「ユーザーリテラシーを高めること」や「デザインにおけるユーザーの役割」、「企業が求めるユーザー像」についても話していただき、ディスカッションする予定です。インクルーシブ・デザインに関心のある方、これからワークショップに参加したいなという方、少しでも興味のある方はこの機会にぜひお越しください。
- 日時: 2008年5月17日(土曜日) 14時00分~17時00分
- 場所: 京都大学総合校舎206室(京都市左京区吉田本町)
- 話題提供: 平井康之(九州大学ユーザーサイエンス機構・九州大学芸術工学院准教授)
コクヨ株式会社,アイデオを経て現職.英国王立芸術大学院(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)や共用品九州らとのコラボレーションにより、インクルーシブデザインの研究に取り組む。 - 人数: 15名ていど
- 申込: 5月15日(木曜日)までにお名前・連絡先とともに下記アドレスまで
- E-mail: inclusive*popo.or.jp (「*」を「@」に変えてください)
- 担当: たんぽぽの家 太田啓子
- 電話: 0742-43-7055(たんぽぽの家)
- 主催: 財団法人たんぽぽの家(奈良)
- 共催: 京都大学GCOEプログラム(知識循環社会)
- 備考:
申込は定員に達し次第締切りますので、お早めにお申し込みください。
また、お送りいただい個人情報は,本イベント関連のご連絡のみに使用いたします。
*インクルーシブデザインについて
インクルーシブデザインの世界的研究センターは、ロンドンのイギリスの英国王立芸術学院(Royal College of Art)にあります。
RCAでは、市民団体やNPO法人と積極的に協創的関係を築き、特別なニーズを抱えた消費者が引け目を感じることのない、市場のメインストリームを占めることができるようなデザインを次々発信しています。広義のユニバーサルデザインとは非常に近しい概念ですが、ワークショップ運営を中心とする具体的なデザイン方法論が、世間の関心を集めています。
「毎月19日はインクルーシブデザインの日」プロジェクト
2008年は毎月19日、京都・大阪・兵庫のどこかで必ずワークショップかレクチャか座談会をやっています。
ワークショップ自体は平日・土日の関係で前後調整する可能性がありますが、19日に必ずどこかで誰かが集まっています。頭の片隅に【19日】を刻み込んで、2~3ヶ月先のスケジュールを本学ホームページなどでチェックしてください。そしてお気軽にご参加ください。