第20回インクルーシブデザインワークショップ

第20回インクルーシブデザインワークショップ

「月・地球・木星 触れて学ぶ天体」 - インクルーシブデザインでつくる理化学教材 -

*毎月19日はインクルーシブデザインの日

筑波大附属盲学校の間々田和彦教諭を講師に迎え、盲学校の理科の授業、特に天体をどのように指導するのか、その方法をご紹介いただきます。月、地球、木星などの大きさ、位置関係、を触覚を駆使して学ぶ方法です。体積比に配慮した模型や紙粘土をつかって相対的な大きさや距離を体験的に理解するため、この方法は、見えている人にとっても印象深い学びを提供してくれます。

そこで、見えない人/見えにくい人への理化学教材の難しさ、現場教員の工夫を気づきの出発点として、見えてる/見えていないに関わらず学び多き教育素材の試作をインクルーシブデザインの手法で実現します。

18日の座談会は、「大宮市宇宙劇場での挑戦~目の見えない人と音でみるプラネタリウム~」と題して、見えない人/見えにくい人にプラネタリウムを楽しんでもらう埼玉県大宮市宇宙劇場の取り組みについて、同じく筑波大附属盲学校の間々田和彦教諭から紹介いただきます。天体が回転するという事実を6つのスピーカーと天頂のスピーカとから順次音を繰り出すことで、音像定位によって回転のイメージを伝える番組を開発した事例など、興味深い話題提供をいただきます。

日時 2008年4月18日(金曜日) 18時~20時 座談会
2008年4月19日(土曜日) 10時~18時 ワークショップ
場所 京都大学総合博物館2階セミナー室(京都市左京区吉田本町)(外部リンク)
募集人数 18日/19日それぞれ30名ずつ(要申込・先着順)
(19日は、見えない人/見えにくい人 6名程度)
想定参加者
  • 視覚特別支援学校関係者
  • 理科実験教室など主宰者
  • 理科教員(中・高学校、小学校高学年)
  • 理学部天文関係教員・学生
  • 京都市青少年科学センターなどプラネタリウム関係者
  • 科学コミュニケーションに関心のある方
お問い合わせ
申し込み
京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻
担当 水町・塩瀬
E-mail : inclusive20*symlab.sys.i.kyoto-u.ac.jp(「*」を「@」に変えてください)
電話 : 075-753-3398 FAX:075-753-5042
お名前、連絡先、所属、座談会・ワークショップいずれの参加を希望されるか(18日/19日/両方)をお書き添えの上、メールまたはFAXでお申し込みください。定員に達した場合は、お断りする場合もございますので、お早めにお申し込みください。
主催 京都大学GCOEプログラム(知識循環社会)
共催 京都大学総合博物館
21世紀バリアフリー社会教育活性化京都委員会

「毎月19日はインクルーシブデザインの日」プロジェクト

2008年は毎月19日、京都・大阪・兵庫のどこかで必ずワークショップかレクチャか座談会をやっています。

ワークショップ自体は平日・土日の関係で前後調整する可能性がありますが、19日に必ずどこかで誰かが集まっています。頭の片隅に"19日"を刻み込んで、2~3ヶ月先のスケジュールを本学HPなどでチェックしてください。そしてお気軽にご参加ください。