このたび、東京オフィスにて「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ6を開催します。
今回は、「中国学研究最前線」をテーマとして、4人の研究者が講演します。
伝統的な中国文化の研究は、かつての日本ではもっとも重視された学問であり、京都大学においてはいつの時代でも、新しい視点から独自の方法による先端的な研究が行われてきました。驚異的な変貌をとげる現代の中国を理解するためにも、東洋文明の根底に位置する諸事象の理解が必要であることはいうまでもありません。そのような観点から、今回は言語・文学・哲学・歴史の領域からそれぞれもっともホットなテーマについてわかりやすくお話しします。
日時
2012年2月1日(水曜日)、2月8日(水曜日)、2月22日(水曜日)、2月29日(水曜日)
各回ともに、18時00分~19時30分
場所
京都大学 東京オフィス
※東京オフィスへのアクセスは以下をご参照ください。
/ja/tokyo-office/about/access.htm
定員・参加資格
各回100名、どなたでもご参加いただけます。
※定員を超えるお申し込みをいただいた場合は、抽選とさせていただきます。
参加費
無料
申し込み方法
申込用紙を下記よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、FAXまたはメールで東京オフィスまでお送りください。
ご参加いただける方にのみ1月27日(金曜日)までに、本学より受付番号を連絡します。
各回とも定員を超える申し込みをいただいた場合は、抽選とさせていただきますが、個別の抽選結果の問い合わせにはお答えできませんので、ご了承ください。
「中国学研究最前線」申込用紙(PDF)
「中国学研究最前線」申込用紙(Excel)
FAX番号:03-5479-2221
E-mailアドレス: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
申し込み締め切り
各回ともに、2012年1月23日(月曜日)
プログラム
第1回「電子時代の漢字研究」 2012年2月1日(水曜日)18時00分~19時30分(定員100名) |
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講師:阿辻哲次(人間・環境学研究科教授) 内容:かつて漢字の研究は「説文解字(せつもんかいじ)」を中心におこなわれ、それが近年の出土資料によって新しい様相を示しました。最近では電子機器との関係が大きな問題となっています。それぞれの状況において漢字の研究がどのように展開されたかを考えます。 |
第2回「国宝「王勃(おうぼつ)詩巻」続編の発見」 2012年2月8日(水曜日)18時00分~19時30分(定員100名) |
講師:道坂昭廣(人間・環境学研究科准教授) 内容:国宝「翰墨城(かんぼくじょう)」所収の古筆切一葉が、初唐の文学者王勃の佚文の一部である可能性があります。明治から大正の頃、内藤湖南博士等により「王勃集」の残巻が発見されました。日本に伝わるこれら残巻がテキストとしてもつ価値について考えたいと思います。 |
第3回 「中国芸術史研究への展望」 2012年2月22日(水曜日)18時00分~19時30分(定員100名) |
講師:宇佐美文理(文学研究科准教授) 内容:日本語でもよく使われる「形」という概念について、もし「かたちとはなにか」と問われたとき、みなさんはどうお答えになるでしょうか。この問題を、思想文献だけでなく、詩や絵画評論、山水画の作品などを通して考えてみたいと思います。 |
第4回「辛亥革命100周年に際して」 2012年2月29日(水曜日)18時00分~19時30分(定員100名) |
講師:江田憲治(人間・環境学研究科教授) 内容:2011年は、辛亥革命百周年の年でした。四千年の中国王朝の歴史はこの「革命」で終焉を迎え、1912年、共和国が樹立されたのです(中華民国)。この辛亥革命について、今の中国の政治状況と関連づけながら考えてみたいと思います。 |
問い合わせ先
京都大学 東京オフィス
〒108-6027 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階
TEL:03-5479-2220、FAX:03-5479-2221
E-mail: t-office*www.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
ホームページ: /ja/tokyo-office/