京都人類学研究会7月例会

京都人類学研究会7月例会

演題

エンタテインメントと文化人類学

日時

2010年7月23日(金曜日)18時00分開場 18時30分開始

場所

京都大学文学研究科 新館2階 第6講義室
会場までの道のりは、以下のアクセス・マップをご覧ください。
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/about/access/

発表者

都留泰作(京都精華大学マンガ学部 准教授)

コメンテータ

宮下芙美子 (京都大学総合人間学部 学部生)
安井大輔 (京都大学文学研究科 博士課程)
泉直亮(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科 博士課程)
神本秀爾(京都大学人間・環境学研究科 博士課程)
松田有紀子(立命館大学大学院先端総合学術研究科 博士課程)

要旨

  いわゆるエンタテインメント作品において、文化人類学の知見やフィールド知がいかに活用されているかを、表現者の視点から試論する。文化人類学の知見と、芸術・文学などの表現活動との関係は、これまで差別や異文化表象の問題として扱われてくることが多かった。しかし、本発表では、そのこととは別個の問題として、文化人類学の知識やフィールド経験が、作品を「面白く」する素材として、表現者たちの手でいかに利用されているかを検討する。「スターウォーズ」など、ポピュラーなエンタテイメント作品を検討しながら、エンタテインメントにおける文化人類学的な知の利用は、特にいわゆる「世界観構築」に関わっているという視点を示し、表現者たちの関心の所在が、アカデミックな関心と重なり合いながらも、微妙だが無視しがたいズレをはらんでいることを明らかにする。これを通じて、文化人類学という分野における、学問と表現の間における協調関係の可能性を追究してみたい。

問い合わせ先

京都人類学研究会事務局
E-mail: inq_kyojinken*hotmail.co.jp (*を@に変えてください)
泉直亮 野口真理子 山本佳奈 安念真衣子 濱谷真理子 平田生子 神本秀爾 黒田さくら 長谷川アリスン江実 朴眞煥 嶺崎由美子 安井大輔
京都人類学研究会代表:松田素二

備考

  • 事前の参加予約は必要ありません。
  • 当日は資料代として200円いただき ます。
  • 京都人類学研究会は京都を中心とする関西の人類学および関連分野に関心をもつ大学院生・研究者がその研究成果を報告す る場です。どなたでも自由に参加いただけます。
  • 終了後懇親会を予定しております。ぜひご参加ください。