趣旨説明
人文科学研究所は、1959年に社会人類学部門を設置するにあたって、今西錦司博士を教授に迎えました。そして、京都大学アフリカ学術調査隊(今西錦司、和崎洋一、伊谷純一郎、米山俊直、藤岡喜愛、石毛直道、端信行、福井勝義氏ら参加、1963年6月~1964年3月)やヨーロッパ学術調査隊(梅棹忠夫、谷泰、松原正毅、野村雅一氏ら参加、1967年、1969年)などを組織するほか、内外の研究者の参加のもとで多くの共同研究班を組織することを通じて、京都大学を中心とする人類学の基礎を築くことになりました。
このシンポジウムでは、人類学のさまざまな領域で活躍されている4名の研究者に、これまでの人類学の蓄積を踏まえそれぞれ異なった視点から報告していただきます。またコメンテータには人文科学研究所の助手をされていた石毛直道・野村雅一両氏をお迎えし、人類学の魅力を再発見し、あらたな方向を指し示すことのできる議論が展開できればと考えています。ふるってご参加ください。(田中雅一)
日時
2010年4月17日(土曜日)
シンポジウム:13時00分~18時00分 懇親会:18時30分~20時30分
場所
京大会館 http://www.kyodaikaikan.jp/access.html
プログラム
司会 田中雅一(京都大学人文科学研究所)
13時00分~16時00分
ごあいさつ 谷泰(京都大学名誉教授)
個別報告
菊地暁(京都大学人文科学研究所)
京都から考える
飯田卓(国立民族学博物館)
辺境から考える
佐藤知久(京都文教大学)
身体から考える
河合香吏(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
専門を横断して考える
16時00分~16時40分
コメンテータ 石毛直道(国立民族学博物館元館長)
コメンテータ 野村雅一(総合研究大学院大学副学長)
17時00分~18時00分 総合討論
コーディネータ 田辺明生(京都大学アジア・アフリカ地域研究科)
共催
京都人類学研究会・人文研アカデミー
お問い合わせ先
人文研アカデミー z-academy*zinbun.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
京都人類学研究会 inq_kyojinken*hotmail.com (*を@に変えてください)