公開シンポジウム 「水田の文化と生物多様性」
水田は我が国の低地面積の45%を占め、モンスーンアジアを特徴づける氾濫原や湿地の代償として生態学的に重要です。アジアの多様な稲作が、多くの人々の生命をささえ、生物多様性を維持してきました。世界的には人口増加によって、農地が拡大し、農法が近代化される中で、人々が生態系サービスを持続的に享受する仕組みづくりが求められています。2010年に名古屋市で開催される、生物多様性条約COP10に向けて、地域の知恵を生かした生物多様性農業への道を探ります。
日時
2010年1月11日 午後1時00分~5時00分
場所
京都大学百周年時計台記念館 国際交流ホールIII
申し込み
不要
プログラム
主旨説明: 夏原 由博(京都大学)
アジアの稲作の多様性: 本間 香貴(京都大学)
持続的な稲作を支える米の遺伝的多様性(仮題): 王 云月(雲南農業大学)
イネと稲作文化の多様性-遺伝的多様性と文化の多様性: 佐藤 洋一郎(総合地球環境学研究所)
野生植物の生育環境としての水田生態系: 藤井 伸二(人間環境大学)
生物多様性にとっての水田生態系: 日鷹 一雅(愛媛大学)
コメント:にほんの里100選から見た水田と生物多様性: 森本 幸裕(京都大学)
問い合わせ
夏原由博
natuhara*ges.mbox.media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)