人文研アカデミー・レクチャー「ラカンを読む」

人文研アカデミー・レクチャー「ラカンを読む」

 日頃より人文研アカデミーを支援していただき、ありがとうございます。

 11月12日(木曜日)から始まります、レクチャー「ラカンを読む」をご案内します。
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/academy/2009/lacan.html

ジャック・ラカンが「読むべからざるもの」と位置づけた『エクリ』という論集を前にしても、私たちはやはりそれを「読む」ことしかできません。「読むべからざるもの」という定義は、それ自体ひとつの挑発と言えますが、ラカンはまた「日本人に分かってもらうことを私は期待しない」という発言も残しています。こうした挑発にも尻込みすることなく、『エクリ』を繙いてみましょう。

 今回のレクチャーでは、ラカンが構造主義に最も接近していた時代を代表する、以下の2つのテクスト(原書)をとりあげます。

— Le séminaire sur «La lettre volée» (1956)
— L'instance de la lettre dans l'inconscient freudien ou la raison depuis Freud (1957)

日時

平成21年11月12・19・26日、12月3・10・17日(各木曜日) 午後6~8時(各日とも)

会場

人文科学研究所本館1階・セミナー室2(人数により変更の可能性もあります)

講師

立木康介(人文科学研究所准教授)