京都市では、バイオ産業を21世紀の京都産業を支える大きな柱と位置付け、「京都バイオシティ構想」に基づき、京都大学を中心とする医学、工学の研究者と京都を代表する企業が結集し、平成17年1月から5年間の予定で、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の地域結集型共同研究事業として「ナノメディシン2拠点形成の基盤技術開発」(1滴の血液で簡便かつ安価に腫瘍や感染症などの病気の検査を行う医療用検査デバイスの開発や、狙った病気をクリアに映し出すイメージング材料および体内の病巣に薬を搬送する材料の開発)に取り組んできました。
平成21年12月末をもって京都市地域結集型共同研究事業の終了を迎えることから、この間の研究開発および事業化等の成果を発表する事業終了報告会を下記のとおり開催します。
多数の皆様のご参加をいただきたく、ご案内申し上げます。
日時
平成21年10月6日(火曜日) 13時15分~17時55分(終了後に交流会を開催)
場所
芝蘭会館 稲盛ホール(京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内)
定員
先着200名
参加費
無料(ただし、交流会参加費は3,000円)
プログラム
開会挨拶
京都市
来賓挨拶
京都大学理事・副学長 藤井信孝氏
文部科学省科学技術・学術政策局 (予定)
独立行政法人科学技術振興機構審議役 小原満穂氏
京都市地域結集型共同研究事業成果報告
経過報告「本事業の取組経過について」
研究統括 髙橋 隆
研究開発テーマ1「ナノデバイスによる医療用検査システムデバイスの開発」
- 自動採血用小型血管探索システムの開発
同志社大学大学院生命医科学研究科教授 仲町英治
株式会社堀場製作所開発センター基礎技術部 宮村和宏 - 細胞機能計測用マイクロデバイスの開発
研究リーダー、京都大学大学院工学研究科教授 小寺秀俊
東京大学大学院工学系研究科 鷲津正夫 - SPR蛍光センシングデバイスの開発
研究リーダー、京都大学再生医科学研究所教授 岩田博夫
アークレイ株式会社 研究開発部長 村上淳 - 腫瘍マーカー、感染症マーカーの検出
京都大学大学院医学研究科教授 一山智
研究開発テーマ2「ナノテク材料による医療用イメージングとターゲティング技術の開発」
- 刺激応答性ナノ磁性粒子の開発
研究リーダー、京都大学大学院工学研究科教授 中條善樹 - 腫瘍特異的プローブの開発 京都大学大学院工学研究科教授 西本清一
- 低酸素特異的融合タンパク質によるナノ複合材料の開発
京都大学大学院医学研究科教授 近藤科江 - 固形癌および虚血部位の生体光イメージング
研究リーダー、京都大学大学院医学研究科教授 平岡眞寛 - 分子イメージングとDDS機能を併せ持つペプチドナノキャリアの開発
京都大学大学院工学研究科教授 木村俊作 - 腫瘍特異的ナノキャリア-ペプトソーム・ラクトソーム-の開発
株式会社島津製作所基盤技術研究所主幹研究員 小関英一
今後の展開「ポスト・地域結集型共同研究事業の展望」
新技術エージェント 谷田清一
自治体の取組「医工連携分野の地域COEの構築に向けて」
京都市産業観光局産業振興室長 江川博
全体総括「謝辞・全体総括」
事業総括 川辺泰嗣
閉会挨拶
財団法人京都高度技術研究所理事長 髙木壽一
申し込み
次のいずれかの方法でお申込みください。
- 京都市地域結集型共同研究事業のホームページ
http://www.astem.or.jp/kyotokesshuからのお申し込み - 必要事項(参加者代表者氏名、参加人数、シンポジウム・交流会参加の有無、連絡先等)を記入の上、Faxでのお申し込み
問い合わせ先
財団法人京都高度技術研究所 地域結集事業推進グループ
担当 小嶋、内田
TEL: 075-950-0880/0881、FAX: 075-950-0881
E-mail: kessyu*astem.or.jp (*を@に変えてください)
主催:京都市、財団法人京都高度技術研究所、独立行政法人科学技術振興機構
共催:京都大学ナノメディシン融合教育ユニット、京都大学工学研究科高等研究院融合ナノ基盤工学研究部門、京都・先端ナノテク総合支援ネットワーク、京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー、京都バイオ産業技術フォーラム、京都バイオ産業創出支援プロジェクト
後援:文部科学省、経済産業省近畿経済産業局、京都府、京都商工会議所、(社)京都工業会、京都産学公連携機構、NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議(以上予定)