第120回日本森林学会大会公開シンポジウム『これからの里山 - 生物と文化の多様性を見つめて』
昨年発表された「第三次生物多様性国家戦略」で取り上げられたように、里山における人間の働きかけの縮小撤退は、生物多様性に対する大きな危機として認識されるようになりました。またこのことは農村地域の本来豊かであるべき生活環境をおびやかす事態も招いており、現在の社会経済的状況のもとでより有効な里山の保全・管理の仕組みが求められています。今回の公開シンポジウムでは、こうした状況におかれた日本の里山における生物と文化の多様性について、改めて認識を深めるとともに、これからの里山のあり方について意見交換を行いたいと思います。
基調講演では、我が国を代表する宗教学者から、日本特有の里山の形成と深く関わる日本人の自然観および日本的な景観についてお話ししていただく予定です。パネルディスカッションでは、里山の生物多様性や文化多様性に関する森林学、生態学などの観点からの研究者と、里山の保全と活用の実践活動に携わる方々にパネラーとして参加いただき、議論を行います。
日時
3月26日(木曜日) 14時00分~17時00分
場所
京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール
プログラム
基調講演
山折 哲雄 (宗教学者)
「里山と日本人~日本人の自然観、日本的な景観」
パネルディスカッション
[パネリスト]
大住 克博 (森林総合研究所関西支所)
梶田 真章 (法然院住職)
ブライアン・ウィリアムズ (画家)
山折 哲雄 (宗教学者)
湯本 貴和 (総合地球環境学研究所)
[コーディネータ]
森本 幸裕・深町 加津枝 (京都大学)
関連リンク
主催
日本森林学会・第120回日本森林学会運営委員会
社団法人 国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」助成事業)
後援
林野庁・京都府・京都市
ホームページ
http://www.forestry.jp/contents/meeting/meeting.htm
※ 当シンポジウムは、参加費無料の一般公開で行いますので、非会員の一般の方もぜひご参加ください。
※ シンポジウムの内容は一部変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
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