京都大学経済研究所主催 公開シンポジウム「産業施設や歴史的街並みを活用した地域の活性化の現状と課題」

京都大学経済研究所主催 公開シンポジウム「産業施設や歴史的街並みを活用した地域の活性化の現状と課題」

 都市は、これまでも我が国の経済社会の活力の源泉であり、これからもそうあり続けることが求められているが、本格的な人口減少社会の到来、高齢化の進展等社会経済情勢の変化に十分対応できておらず、とりわけ地方都市においては、中心市街地の空洞化の進行等により都市機能が衰退し、深刻な事態に直面しており、これらの変化に的確に対応した都市の再生が求められているところである。

 このような状況の中で、地域を見てみると、かつて地域経済を支えた基幹産業が衰退し、新たな主要産業が期待されているものの十分成長するには至っておらず、また、かつて基幹産業の発展過程で蓄積された工場施設等の資産の有効活用が期待されるものの、財政的制約や長引く景気の低迷により、官民ともに多額の新規投資を行うことは難しい状況にあり、都市機能の維持が困難となっているところが少なくない。

 一方、工場や鉱山関連施設等を活用した地域振興・交流拠点や、歴史的な街並みを生かした観光拠点を整備するなど、自らの地域に存在するストックを新たなまちづくりの拠点として活用し、都市の活性化に取り組んでいる事例も見られるところである。

 本シンポジウムにおいては、産業施設や歴史的街並みなどを活用して都市の再活性化を図る取組みを取り上げ、行政・住民・企業といった多様な背景を有する方々に御参加を頂き、それぞれの地域で抱えている課題、まちづくりに関わる主体が果たすべき役割や連携・協力のあり方、今後の展開の方向性等について議論することとしている。

開催日時

平成21年2月21日(土曜日) 13時30分~16時30分

会場

京都大学百周年時計台記念館2階国際交流ホールI

定員

100名 (参加無料、事前申込みをお願いします(当日参加も可))

申込方法

参加ご希望の方は、

  1. 氏名
  2. メールアドレス(FAXでお申し込みの方はFAX番号)

を明記し、下記のいずれかへ送信してください。

  • メール
    caps_sympo221:kier.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
  • FAX
    075-753-7178
  • 往復ハガキ
    返信先住所を明記の上、
    〒606-8501 京都市左京区吉田本町
    京都大学経済研究所
    CAPSシンポジウム事務局 宛

プログラム

13時30分~13時40分 開会の挨拶: 溝端佐登史 京都大学経済研究所 副所長
13時40分~14時20分 趣旨説明: 横田正文 京都大学経済研究所 教授
「産業施設や歴史的街並みの活用に当たっての課題」
14時20分~14時30分 休憩
14時30分~16時30分

パネルディスカッション:「産業施設や歴史的街並みの活用に当たって各主体が果たすべき役割」

パネリスト
遠藤稔 株式会社ゴールデン佐渡常務取締役 史跡尾去沢鉱山所長
内海洋介 倉吉市産業部商工課 遥かなまち観光係長
水村雅啓 特定非営利活動法人入間市文化創造ネットワーク理事 入間市文化創造アトリエ館長
北真夫 内閣官房地域活性化統合事務局企画官
コーディネーター
横田正文 京都大学経済研究所 教授
16時30分 閉会

ホームページ

http://www.kier.kyoto-u.ac.jp/caps/workshop/sympo_20090221.html

主催:京都大学経済研究所
共催:財団法人 総合経済研究所