農学研究科シンポジウム−ポスター展示と交流(参加者との双方向コミュニケーションを目指して)−

農学研究科シンポジウム−ポスター展示と交流(参加者との双方向コミュニケーションを目指して)−

 京都大学大学院農学研究科では、研究科シンポジウムのスタイルを今年度より一新します。ポスター展示によって参加者にゆっくり時間をかけて研究の最先端に触れていただくとともに、コミュニケーションタイムでは展示を担当した研究者全員とじっくり懇談いただけます。

 農学研究科には多様な人材が存在し、生命・食料・環境にわたる幅広い分野においてユニークな研究が行われ、優れた成果が日々蓄積されています。このような農学研究科の特色を活かし、発表テーマは分野“横断的”なものとし、その特徴を表すキーワードで内容を表現したいと思います。テーマ毎にチームリーダーがメンバーを選抜し、それぞれの多様な視点を活かしながら、全体として統一感のある展示を企画します。

 農学研究科は、本シンポジウムを「開かれた大学」を実現する試みの一つとして、参加者のご意見も取り入れながら発展させてゆきたいと考えています。多くの方々の積極的なご参加をお待ちしています。(入場無料、事前申込不要)

 詳細については、 農学研究科シンポジウム特設ページ をご覧ください。随時情報を更新します。

場所

地図を参照してください。
http://www.kais.kyoto-u.ac.jp/j/modules/tinycontent9/index.php?id=14

  • ポスター展示: 農学部総合館中央棟2階 図書室前の廊下スペース
  • コミュニケーションタイム: 農学部総合館中央棟2階 小会議室

内容

第一回 テーマ:「なごみ」

  • ポスター展示期間: 平成20年11月17日(月曜日)~28日(金曜日)(土日祝除く)
  • コミュニケーションタイム: 平成20年11月28日(金曜日) 16時~19時(途中入場歓迎)
  • 発表者:林 孝洋(農学専攻蔬菜花卉園芸学分野)、仲村匡司(森林科学専攻生物材料設計学分野)、伊藤弘顕((寄附講座)「味の素」食の未来戦略講座)、林 由佳子(農学専攻品質評価学分野)、山崎英恵((寄附講座)「味の素」食の未来戦略講座)、富 研一(農学専攻品質評価学分野)、今西純一(森林科学専攻環境デザイン学分野)、喜多村明里(兵庫教育大学 学校教育研究科)

 「なごみ」という概念を、人間の五感で捉えた心地よいクオリア(感覚に伴う質感)、およびそれを惹起するオブジェ(対象・客体)の立場から多様に検討します。農学研究科の教員に加え、学外の西洋美術の専門家にも参加いただき、人文科学的考察と自然科学的アプローチの融合を計ります。

第二回 テーマ:「タイ」

  • ポスター展示期間: 平成20年12月8日(月曜日)~19日(金曜日)(土日祝除く)
  • コミュニケーションタイム: 平成20年12月19日(金曜日) 16時~19時(途中入場歓迎)
  • 発表者:舟川晋也(地域環境科学専攻土壌学分野)、樋口浩和(熱帯農業生態学分野)、Prasert CHATWACHIRAWONG(熱帯農業生態学分野)、赤松美紀(比較農業論講座)他。

 タイは熱帯諸国の中でも経済発展を遂げた国であり、その農業の現状を俯瞰することは、今後の熱帯農業の展開を論じる上で有意義な情報を与えてくれます。本展示では、タイ国農業の展開の中からいくつかのトピックスを選び、これらを時系列的に並べてみた上で、今後タイ国あるいは熱帯諸国の農業が克服してゆくべき課題を考えてみたいと思います。

問い合わせ先

京都大学農学研究科等事務部 教育・研究協力課 研究協力掛
京都市左京区北白川追分町  TEL: 075-753-6411、FAX: 075-753-6005
kenkyo*adm.kais.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください。)
http://www.kais.kyoto-u.ac.jp/