近年、一般に言われる理系離れとともに、アカデミアに残る大学院生が減少しています。これから研究者をめざそうとしている、あるいはその進路の選択に迷っている高校生、大学学部学生、大学院修士課程学生を対象に、基礎生物学、細胞生物学、生命科学のおもしろさを、それぞれの研究者の体験から語ってもらうのが、本シンポジウムの主旨です。職業として研究者を選択するとはどういうことか、なぜ細胞生物学を中心とした生命科学に興味と情熱を感じるのか。演者として要請したのは、現在もわが国の生命科学領域において、世界的にも名の通った、中心的な方々です。これらの方々に魅力を語ってもらうことによって、研究者を志す若者たちを鼓舞し、以てわが国の生命科学の底上げと発展をはかることを目的としています。
日時
2008年(平成20年)10月28日(火曜日) 午後1時~5時
場所(会場名)
京都大学 芝蘭会館稲盛ホール
http://www.med.kyoto-u.ac.jp/siran/index.htm
プログラム
「気がつけば生命科学に:科学に境界は無い」
郷 通子 (お茶の水女子大学 学長)
「限りない生物学の楽しみ」
竹市 雅俊 (理化学研究所、発生再生センター長)
「細胞エネルギーの源を探る」
吉田 賢右 (東京工業大学 資源化学研究所長)
「医学研究の楽しみと人生」
成宮 周 (京都大学大学院医学研究科 教授)
「整形外科医が幹細胞研究者になった理由」
山中 伸弥 (京都大学再生医科学研究所 教授 iPS細胞研究センター長)
参加費
入場無料 先着230名
問い合わせ先
TEL 075-751-3848
世話人
- 永田 和宏 (京都大学再生医科学研究所 教授)
- 塩田 浩平 (京都大学 副学長)
共催
日本学術会議、日本細胞生物学会、日本解剖学会
協賛
日本組織細胞化学会、日本顕微鏡学会、日本臨床分子形態学会、日本医歯薬アカデミー