第8回 分析・評価技術公開セミナー

第8回 分析・評価技術公開セミナー

京都大学産官学連携センター
NEDO光集積ラボラトリー

セミナーの趣旨

 「NEDO光集積ラボラトリー」では、将来の先端分野や融合分野の技術を支える人材を育成することを目的として、「ナノテク材料」、「光技術」等に関連する分析・評価・実験測定技術に係るセミナーをシリーズで開催しております。

 今回は化学物質の同定に広く利用されている赤外分光法をとりあげました。赤外線の吸収により生じる分子振動の変化を観測し、対象物質の定性や同定はもとより、構造変化を把握できます。

 赤外分光、ラマン分光の特徴や対比などの概要と測定例等について紹介いただきます。

 また装置的に持込が可能なため、実機による測定紹介もお願いしております。

 奮ってご参加ください。

セミナーの概要

日時: 平成20年9月10日(水曜日) 13時30分~16時30分
場所: ローム記念館 3Fセミナー室
参加対象者: 企業大学等の技術者・研究開発者(専門分野は不問) 40名程度 先着順
申込み方法: 以下の内容を事務局 杉渕
(連絡先:sugi*icc.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください))
までご連絡願います。
(1)御芳名、(2)御所属先・役職、御連絡先(電話番号、e-mailアドレス)
参加料: 無料

問合せ先

NEDO光集積ラボラトリー事務局(水島)
Tel/Fax 075-383-3093/3029
e-mail mizushima*icc.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

プログラム

13時30分~13時40分  挨拶

平尾 一之 京都大学大学院工学研究科教授(光集積ラボラトリー総括責任者)

13時40分~14時30分  講演1

「赤外分光法及びラマン分光法の基礎と実際」  須田 廣美 株式会社パーキンエルマージャパン 分析機器事業部
各測定法の原理、データ解析、各種アクセサリーの利用法など、測定例を示しながらわかりやすく説明します。また、ナノテク材料への応用例として、FTIR高感度反射法(FTIR-RAS)を使った自己組織化単分子膜(SAM)のキャラクタリゼーションを紹介します。

14時30~15時15分  講演2

「赤外顕微鏡を用いたイメージングの可能性」  森本 光彦 株式会社パーキンエルマージャパン 分析機器事業部
赤外分光法の微少領域へのアプローチとして、IRイメージング法を紹介します。
豊富な測定例から各分野への可能性を示します。

15時20分~16時30分  測定実演と質疑

赤外分光分析装置をホットランします。測定から解析までの流れを実演します。