京都大学大学院情報学研究科公開講座 「こんなに楽しい数理の世界」

京都大学大学院情報学研究科公開講座 「こんなに楽しい数理の世界」

日時:2008年 8月9日(土曜日)午後1時~4時30分(12時 開場)

場所:京都大学時計台百周年記念ホール

I. タイトル:「娯楽数学の世界へようこそ --- パズル・ゲームマニアよ大学へ集え」

講演者:伊藤大雄(京都大学大学院情報学研究科准教授)

内容の説明:
パズル・ゲームと数学の違いは紙一重です。数学の研究はパズルを解くのとほとんど同じ感覚ですし、一方、多くのパズル・ゲームが数学の研究対象とされています。子供のころからのパズル・ゲームマニアである講演者が、若き同志達に娯楽数学の世界をお見せします。

II. タイトル:「君もエッシャーになれる --- 芸術にも役立つ数理工学」

講演者:杉原厚吉(東京大学大学院情報理工学系研究科教授)

内容の説明:
オランダの版画家エッシャーは、不可能図形やタイル図形を素材に用いて、すばらしい芸術をたくさん残していますが、その構造を数理工学の視点から調べると、同じような絵を誰でも描くことのできる技術が浮かび上がってきます。

III. タイトル:「解き明かそう生命のパズル」

講演者:阿久津達也(京都大学化学研究所教授)

内容の説明:
21世紀初頭に私たちは約30億文字からなる人間の設計図をほぼ手に入れました。設計図の理解は荘大なパズルを解くことに例えることができますが、まだ、ほとんど解かれていません。荘大なパズルを解くためには、小さな数理的パズルを解くことも有用です。ここでは、その小さなパズルのいくつかを紹介します。

対象:中学上級・高校生以上一般

参加費:無料

参加申し込み:不要(入場先着順500名)

オーガナイザ:永持仁(京都大学情報学研究科)

問い合わせ:高村尚美 TEL 075-753-4920
takamura*amp.i.kyoto-u.ac.jp(「*」を「@」に変えてください)

  • 京都新聞(8月7日 22面)に掲載されました。