北川進 理事・副学長、高等研究院特別教授と坂口志文 名誉教授による記者懇談会を開催しました

　今年のノーベル賞受賞者の決定を受け、ノーベル化学賞の北川進 理事・副学長、高等研究院特別教授と、ノーベル賞生理学・医学賞の坂口志文 名誉教授（大阪大学特別栄誉教授）が対談する報道機関向け懇談会を、2025年11月10日に芝蘭会館山内ホールにて、本学と大阪大学の合同で開催しました。

　懇談会では、ファシリテーターである今羽右左デイヴィッド甫 広報室国際広報班長の進行のもと、本学にともに同年に入学した両名の学生時代や、ノーベル賞につながるような研究を始めたきっかけなどを対談で振り返りつつ、次世代の研究者に向けた期待などのメッセージが発せられました。

　北川理事・副学長、特別教授からは「科学がより豊かになるためには、文科系の学問にも広く触れておくことが有用」、坂口名誉教授からは、「科学と芸術は発想がよく似ている」という発言があり、ともに学生時代からの様々な読書体験が、自らの科学をさらに深くすることにつながったという共通の体験が披露されました。

　最後に両名が握手を交わして記念撮影が行われ、出席者からは、受賞を祝福する拍手が送られて終了しました。