第2回 令和5年10月23日(月曜日)開催

議事

  • 報告事項のみ

議事録

出席者: 湊総長(議長)
天野委員、安藤委員、伊佐委員、伊藤委員、岩井委員、上田委員、木津委員、串田委員、佐藤委員、竹田委員、多田委員、中西委員、西山委員、平野(俊)委員、平野(信)委員、町田委員、村尾委員、森委員
欠席者: 門川委員、西脇委員、長谷川委員
オブザーバー: 山口監事、西村監事
  • 令和5年度第1回経営協議会議事録(案)及び令和5年9月実施の書面審議の議事録(案)について、確認のうえ、原案どおり承認された。

報告

  1. 令和6年度概算要求について
    文部科学省から財務省へ提出された令和6年度概算要求の概要について報告があった。
  2. 令和4年度監事監査報告について
    令和4年度監事監査結果概要について報告があった。
    委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    ○監査結果において、随所に第2のディフェンスラインという文言に触れられており、その仕組みを強化していくべきというお考えをお持ちということか。
    ●大学における第2のディフェンスラインは事務本部であり、第2のディフェンスラインである事務本部と第1のディフェンスラインである部局との連携に課題があると考えている。
    ○監査結果において、システムに関する記述があるが、システムの課題について問題意識があれば教えていただきたい。
    ●不正経理対策と同時に事務のDX化が議論になっており、どういう進捗状況にあるか監事として確認をしているという趣旨での記述である。
    ○事務体制の整備という点について、中長期計画の成果との兼ね合いをどのように思われているか。
    ●国立大学は従来役所であったこともあり、その仕事の仕方を引き継いでいる部分が大きく、改善を急ぐ必要があるという印象は持っている。
    ○少しずつでも何らかの成果を積み上げていくということが必要である。
  3. 国際卓越研究大学の認定等に関する有識者会議(アドバイザリーボード)による審査の状況について  
    令和5年9月1日に文部科学省より公表された「国際卓越研究大学の認定等に関する有識者会議(アドバイザリーボード)による審査の状況」について報告があった。併せて、今後の対応の方向性について説明があり、次回の申請に向けて全学で検討を進めることについて協力依頼があった。
    委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見)
    ○京都大学の申請内容は非常に良かったと思う。京都大学らしさは多様性であるが、各々の考えがまとまっていないとも言えるし、その点が認定候補となった東北大学とは対照的だったのかもしれない。考えは違っていても、全学として強い意志を持っていることをアピールすることが重要だろう。
    ○他大学も色々と知恵を絞って来られると思うが、京都大学が再挑戦されることに期待している。
    ○ガバナンスを強化しつつも、新しい研究の芽が出る大学であって欲しい。本来の大学の役割をしっかりと考え、京都大学らしさを大切にして頑張っていただきたい。
    ○大学と企業の両方でフレキシブルに働けるクロスアポイントメント制度の整備や様々なデジタル化の推進ができると良い。海外の大学のように、2050年の世界の将来予測を京都大学から出していくことも検討いただきたい。
    ○OBとしては、京都大学に何としても選ばれて欲しい思いだ。総長のリーダーシップで引っ張って来られたのだと思うが、大学全体として危機感を共有することも大事だろう。
    ○今回は京都大学ならではの言葉で表現することができていなかったのかもしれない。京都大学らしいキーワードを意識して議論し、こういうところを強化してトップを目指す、というメッセージを出せると良い。
    ○何をなすべきかではなく、如何にやるのかということが問われているのだろう。基本的な路線を変える必要はないので、皆の共感と納得が得られるように変革の意思を言語化し、学内が一枚岩となっていくように努力して欲しい。
    ○卓越した研究成果を上げるためには、文系・理系を問わず新しい芽を出していくことが必要だ。京都大学の中の素晴らしい人材が、前例にとらわれない組み合わせで研究成果を上げられるような繋ぎ合わせができると良いだろう。
    ○最先端の技術に近いところでは、教員だけでなく技術系職員も仕事をしている。彼らがさらに活躍するためには、内部からの登用・育成とそのための評価が重要であり、京大モデルと呼べるような仕組みを作ることを実現していただきたい。