令和元年6月19日(水曜日)開催

議事

  1. 平成30事業年度に係る実績に関する報告書(案)について
  2. 国立大学法人京都大学の組織に関する規程の一部改正について
  3. 平成30事業年度決算について
  4. 令和2年度概算要求(組織・事業・設備・施設)について
  5. その他

議事録

出席者: 山極総長(議長)
稲葉委員、岩永委員、大嶋委員、加藤委員、川添委員、川端委員、北野委員、小長谷委員、坂田委員、佐藤(勝)委員、佐藤(直)委員、杉山委員、竹中委員、中村委員、増田委員、湊委員、森田委員、鷲田委員
欠席者: 秋山委員、阿曽沼委員、門川委員、小島委員、榊委員、西脇委員
  • 平成30年度第4回経営協議会の議事録(案)について、確認のうえ、原案どおり承認された。

議事

  1. 平成30事業年度に係る実績に関する報告書(案)について
    令和元年6月28日までに国立大学法人評価委員会へ提出することとなっている「平成30事業年度に係る実績に関する報告書(案)」について説明があり、審議の結果、了承された。
    また、国立大学法人評価委員会提出までに生じた修正等については、総長及び担当理事に一任願いたい旨説明があり、審議の結果、了承された。
    併せて、評価結果原案が示された際には全学に意見申立の照会をする予定であるが、提出期限の関係上経営協議会へ附議できない場合、意見の取りまとめについては総長及び担当理事に一任願いたい旨説明があり、審議の結果、了承された。
    委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    ○ 若手教員の雇用促進に関し、40名の措置を決定したと資料にあるが、詳細をご教示いただきたい。
    ● これは、若手教員の獲得と育成にかかる優れた計画を策定した学系に対し、定員を措置したものである。本施策においてはポイント制の考え方を導入し、他の財源と組み合わせることで、より多くの教員の雇用を可能とし、将来的に90名程度の若手教員増加を見込む。これにより、単に若手教員が増えるだけではなく、大学全体として若手教員を育成する意識が大きく向上した。
  2. 国立大学法人京都大学の組織に関する規程の一部改正について
    オープンイノベーション機構を置くことに伴い、同機構に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行う旨説明があり、審議の結果、了承された。
    委員による主な意見は次のとおり(○:質問・意見 ●:説明・回答)
    ○ 知財については、企業と研究者の間で認識を合わせておく必要がある。優れた研究、イノベーションが起きることを期待している。
    ○ 他大学から依頼を受けて知財の管理を行うことは可能か。
    ● 本学の子会社である関西TLOでは、他大学からの受付も可能である。
  3. 平成30事業年度決算について
    平成30事業年度の財務諸表について説明があり、審議の結果、了承された。
    また、「利益の処分に関する書類」にかかる教育研究等積立金については、文部科学大臣の承認を受けることになるため、承認後の取扱いは、役員会に一任願いたい旨説明があり、審議の結果、了承された。
  4. 令和2年度概算要求(組織・事業・設備・施設)について
    令和2年度概算要求について、施設整備委員会、企画委員会及び財務委員会における審議結果等を踏まえて取りまとめられた要求事項の説明があり、審議の結果、了承された。

報告

  1. 平成30年度資金管理実績報告について
    平成30年度資金管理の実績について報告があった。
  2. 平成30年度監事監査報告について
    平成30年度監事監査結果の概要について報告があった。
  3. 令和元年度監事監査計画について
    令和元年度監事監査計画について説明があった。
  4. その他
    • 京都大学創立百二十五周年記念事業について説明があった。

意見交換

  1. 京都大学のインパクトランキングについて報告があり、意見交換が行われた。
    委員による主な意見は次のとおり(○:意見)
    ○ このランキングは、地球規模における各大学の社会貢献度を測る試みだと考えられる。社会貢献を望む学生にとっては大学を選ぶ指標になるので、ランキングが高いと学生へのアピールポイントになる。また、研究力だけで測った指標ではなく、大学そのものの社会的な価値を示した指標なので、高い価値があるように思う。
  2. 国立大学に関する最近の動向について報告があり、意見交換が行われた。