第11回 食と農の安全・倫理シンポジウム 農産物輸出の可能性と条件を考える-牛肉-

第11回 食と農の安全・倫理シンポジウム 農産物輸出の可能性と条件を考える-牛肉-

 近年、強い農業をめざすために農産物輸出への関心が高まっています。しかし、これまで輸出向けの体制をとってこなかった日本では、系統的な市場開拓や、商標の保護・偽装防止など輸出先への対応だけでなく、衛生要件に適合する国内の生産・出荷体制の整備など、大きな課題をかかえています。

 近畿地方は著名な銘柄牛肉をもつので、本シンポジウムでは牛肉をとりあげて検討します。2011年から輸出を始めた神戸ビーフについて、衛生管理対策など行政の立場、輸出事業者の経験をうかがいます。また、どのような衛生要件が求められるか、と畜・解体場の施設・設備、衛生管理事項など、政府の輸出食肉認定制度の運用についてお話しをいただきます。

 多数の皆さまのご参加をお待ちしています。

日時

2013年11月16日(土曜日) 13時30分~16時30分

会場

農学部総合館 西側1階 W100教室(所在地:京都市左京区北白川追分町 京都大学北部構内)

プログラム

座長解題 新山陽子 農学研究科教授
報告 牛肉輸出の現状と課題
福永真治 兵庫県食肉衛生検査センター 検査第1課長
牛肉輸出に取り組んで
平井博勝 エスフーズ株式会社 常務取締役
輸出と食品衛生制度
梅田浩史 厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課 課長補佐
ディスカッション

参加費

無料

申し込み

不要

対象

どなたでも参加になれます。

問い合わせ

農学研究科寄附講座「食と農の安全・倫理論」

  • 鬼頭弥生:
    TEL/FAX: 075-753-6338
    E-mail: yayoi*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
  • 工藤春代:
    TEL: 075-753-6339
    メール: haruyo*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

※「食と農の安全・倫理論」は、本学卒業生故永井幸喜氏、株式会社本田味噌本店、エスケー食品株式会社、ヤマサ蒲鉾株式会社、ヒガシマル醤油株式会社、株式会社モリタ屋、鹿児島県経済農業協同組合連合会、株式会社ロック・フィールド、株式会社明石菊水、全国農業協同組合中央会、株式会社銀閣寺大西、エスフーズ株式会社からのご寄附によって設立されています。

共催

科学研究費補助金(基盤S)「食品リスク認知とリスクコミュニケーション、食農倫理とプロフェッションの確立」