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2006年10月24日

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地球大気を電波で探る
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中層大気(成層圏・中間圏)の観測

MUレーダーの観測能力を補間し、中層大気から下部熱圏の大気観測をするため、レーダー・ライダー複合計測システムが導入されています。

対流圏・成層圏・中間圏の温度測定と水蒸気測定を行うレイリーライダー

下部熱圏の電離圏イレギュラリティと流星飛跡エコーを用
いた風速の観測を行う下部熱圏プロファイラーレーダー

電波・音波を組み合わせた新しい観測

RASSの観測原理図(左)と音波発射装置(右下)レーダーを応用した新しい複合観測技術を開発しています。例えば、RASS(電波音波併用レーダー)は大気温度の詳細なリモートセンシングを可能にしました。RASSは対流圏の気象現象の解明に威力を発揮します。


新型レーダーの開発

MUレーダー観測の経験を活かし、より小型可搬式の普及型のレーダーシステムを開発しています。平成13年度に気象庁が導入した局地的気象監視システム(WINDAS)には、下部対流圏レーダー(左図)25台が使用されています。


大気境界層及び下部対流圏の風速を観測する 下部対流圏レーダー

霧や雲を観測するミリ波(35GHz)レーダー


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