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2017年春号

輝け!京大スピリット

京都の街を和服で散策しませんか

学生団体 京都着物企画
代表 杉本 舞さん(農学部 2回生)

代表の杉本舞さんの写真

代表の杉本舞さん。京都を訪れた友人と着物を着て、京都観光にでかけることもあるという

伝統芸能や和装産業がさかんな京都では、和服姿を目にすることは多く、「着物で観光」を推奨する動きもある。そんな特別な京都でも、若い世代には、着物はまだまだ遠い存在。「かたくるしい和服のイメージをみぢかで気軽な存在に転換したいんです。同世代だから伝えられること、響くことは多いはず」。京都生まれの杉本舞さんが代表を務める京都着物企画は、和服を入り口に、日本の伝統文化をもっとみぢかに感じてもらおうと、着付け塾や着物の展示会など、多彩な事業を企画・運営。パワフルな会員たちの活動フィールドは学内に収まりきらない。

学外の団体・企業からの協賛に支えられる非営利団体ゆえに、学生といえども責任は大きい。「なにかを成し遂げたいという熱意が強すぎて前のめりになりがちで、『もっと着物を知りなさい』と知識不足をすぐに見抜かれました。うわべで発信しても伝わらない。原点にたちかえるきっかけになりました」。年に数回、会員を対象に生け花や着付け教室、十二単や友禅染の体験会をもうけ、プロの指導を受ける。「京都の学生のなかで、伝統文化の魅力と歴史をだれよりわかっているのは私たちだと、胸をはれるようになりたい」。

着付け塾の様子

着付け塾で着物を着たあとは、京都市内の寺社仏閣を着物で散策する

京都着物企画の集合写真

年にいちど、会員を対象に十二単の体験会を実施。十二単をはじめて着る・見るメンバーも多い

最大の見せ場は、平安神宮で毎年秋に開催するファッションショー。テーマ設定や舞台演出、衣装選びから、資金集めや広報・宣伝、当日の運営にいたるまで、すべて会員で分担し、1,000人の観客をもてなす。「2016年のテーマは〈花札〉。9軒の呉服店の協力をえて、〈猪鹿蝶〉や〈五光〉などのコンセプトにそう着物を集めました」。あにはからんや、年にいちどの晴れ舞台は豪雨で中止に。「ぶつけようのない悔しさに唇をかんでいると、『私たちだけのショーをしよう』と、控え室でおもむろにショーがはじまった。観客は関係者だけですが、1年かけて積み重ねたものをかたちにしようと、みんなの思いが一つになった瞬間です」。

着物のレンタル事業も順調だ。「和服を着るだけで背筋がのびます。帯との組み合わせで印象もがらりと変わります。洋服と同じ感覚でコーディネートを楽しんでほしい」。つぎの休日は、「着物ででかけよう」と、友だちを誘ってみてはいかがだろうか。

ファッションショーの様子

2015年に平安神宮で開催したファッションショー。モデルを務めるのは、京都大学や立命館大学など、近隣の大学の学生たち

着物ギャラリー「一見屋」

着物ギャラリー「一見屋」。若者が気軽に着物を見たり、手に取れる機会をつくろうと企画


2015年の着物ファッションショー「キモノガタリ~古今~」のようす

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