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京大スピリット ハンドボール部

2016年春号

輝け!京大スピリット

役者はそろった!
最高のチームワークでむかえる新シーズン

ハンドボール部
主将 酒向夏樹さん(法学部3 回生)

3時間半のハードな練習を終え、汗をふき、水分補給する部員たちに「集合」の声がかかる。

「先輩・後輩の立場にとらわれずに、臆せず意見できる雰囲気づくりに努めています」と自負する主将の酒向夏樹さん。部員からは練習の反省点や改善点が積極的に発せられる。11月に主将を引き継いだばかり。重圧を感じつつも、強豪校の集う1部リーグ*への昇格を目標に、チームを牽引する。「潜在能力の高い部員がそろっています。チームワークも最高。ぼくがうまく主導すれば、どこまでも強くなれるはず。試合のたびに成長するこのチームの可能性にワクワクします」と笑顔でプレッシャーをはねのける。

ハンドボールは、相手チームのゴールに直径19cmのボールを投げいれた点数を競う7人制の球技。ディフェンスをかわしてコートを走り抜け、跳び上がって空中からシュートを放つ。そのスピードと躍動感が魅力だ。酒向さんいわく、「球技の完成形」。「〈走・飛・投〉にくわえて、相手の目線や足元を観察し、瞬時につぎのプレーをよむ判断力もだいじ。どれを欠いても強くはなれません」。

ハンドボール部主将の酒向さん

激しく体をぶつけて敵の攻撃を防ぐ接触プレーは戦略の重要な要素だ。「入部当初、体格の大きな選手と戦って、衝撃を受けました。高校時代は『細身だから』と接触プレーを避けていましたが、劣っていたのは体格ではなく、気持ちだった。そんな弱腰では上位をめざせない」。「楽しい」という純粋な気持ちにひっぱられて中学からつづけたハンドボールだが、大きな壁にぶち当たり、「勝ちたい」という欲が芽ばえた瞬間だった。「とにかく鍛えなければと、一心不乱に筋トレに励みました」と当時をふり返る。

以来、ハンドボール熱は上昇しつづけている。「ぼくからハンドボールをとるとなにものこりません」。受験勉強や学業を優先してスポーツから離れがちな京大生にはめずらしく、ハンドボール部は中高からの経験者がほとんど。「あのスピード感を経験すると、とりつかれてしまうんです」。

円陣を組み部歌を歌う

1948年の創部から歌い継がれる部歌は、いまでも定期戦やOB戦でかならず歌われる。東大と慶応大は70年来のライバル校。「この2校には絶対に負けたくない」。年1回の定期戦の戦績は、ここ数年拮抗中

*関西学生リーグは、成績順に7~8校ずつ6部に分かれて競いあう。京大は2部リーグに所属。年に2回のリーグ戦で、上位2校に入れば入れ替え戦に出場できる。

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