![]() | 江﨑 信芳(えさき のぶよし) 企画・評価担当
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メッセージ
平成20年10月1日付けで理事・副学長に就任しました。1973年、京都大学農学部農芸化学科卒業後、同大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程、博士課程を修了し、1979年に京都大学化学研究所の教員に採用されて以来、29年間、化学研究所に勤務してまいりました。米国マサチューセッツ工科大学化学部に留学した1年半の期間を除けば、38年間の長きにわたって京都大学のお世話になってきたことになります。そして、2005年から3年間、化学研究所の所長を務め、組織管理の一端を体験しました。
私の理事・副学長としての担当は企画・評価・人権であります。企画・評価に関しては丸山正樹前理事、そして人権に関しては中森喜彦前理事の後任を仰せつかったことになります。広い範囲を担当することになりましたが、法学研究科の村中孝史教授が理事補として人権に関する業務を実質的にサポートしてくださっています。村中理事補のご専門は労働法で、本学におけるハラスメント防止・対応のためのしっかりした体制作りなど、堅固な人権問題対応体制の構築・運営にご尽力くださるものと期待しております。企画・評価に関しましても村中理事補のご協力をいただきながら京都大学のさらなる発展のために力を尽くす所存です。
さて、国立大学の評価制度は、大学が社会に対する説明責任を果たすとともに、継続的な質的向上を促進するために導入されたもので、第1期中期目標・計画期間は平成21年度で終了いたします。今年度は、第1期中期目標・計画期間における活動状況について暫定評価を受ける年に当たっておりまして、間もなく評価結果が届くことになっております。そして、その評価結果は平成22年度から始まる第2期中期目標・計画期間における運営費交付金等の算定に反映されることになっております。この4年間、本学が一丸となって取り組んできた教育・研究・医療の質的向上と業務運営改善の成果が正当に評価されることを願っております。第2期中期目標・計画における文部科学省の基本方針では、取り上げるものは最大でも100項目以下とし、6年間で達成可能なものに限ることとなっております。形式上、第1期中期目標・計画とはかなり違ったものとなりますが、教育研究の本質は何ら変わるものではなく、これまでの伝統を踏まえて、それぞれが持てる力を存分に発揮していただくことに尽きると思います。
第2期中期目標・計画の策定に当たりましては、教職員の皆さまのお力添えをいただけますよう、どうか宜しくお願いいたします。