河野昭一名誉教授が第21回南方熊楠賞を受賞しました。(2011年5月7日)

河野昭一名誉教授が第21回南方熊楠賞を受賞しました。(2011年5月7日)

  総合博物館初代館長の河野昭一 名誉教授が第21回南方熊楠賞を受賞しました。この賞は、日本が生んだ稀有な博物学者・民俗学者である南方熊楠の没後50年を記念して制定され、熊楠が活動の中心とした和歌山県田辺市と南方熊楠顕彰会が合同で授与しています。

  カタクリ、ヒメニラなどの綿密な観察記載を基礎にした、植物集団における種を維持する戦略の解明を始めとする植物生活史研究への貢献、多数の若手研究者の育成、さらに自然保護運動への献身的・組織的取り組み、これら三つの業績が受賞理由となりました。

  授賞式は平成23年5月7日、熊楠ゆかりの田辺市の紀南文化会館にて、南方熊楠顕彰会会長の真砂充敏 田辺市長、仁坂吉伸 和歌山県知事、選考委員会委員長の菊沢喜八郎 石川県立大学教授らの臨席のもと挙行されました。


真砂市長からトロフィーを受け取る河野名誉教授(右)