吉川一義 文学研究科教授がフランス教育功労章を受章、アカデミー・フランセーズ大賞を受賞しました。(2010年5月28日・6月10日)

吉川一義 文学研究科教授がフランス教育功労章を受章、アカデミー・フランセーズ大賞を受賞しました。(2010年5月28日・6月10日)


フランス大使館の叙勲式にて(左が吉川教授)

 在日フランス大使館において吉川一義 文学研究科教授(フランス語学フランス文学専修)にフランス教育功労章(パルム・アカデミック)のオフィシエ級が5月28日に授与されました。フランス語フランス文学の教育研究における顕著な業績に加え、長年に亘る日仏両国間の文化学術交流への寄与が評価されたものです。

 また、同教授にアカデミー・フランセーズ(フランス学士院)の選考する学術大賞のうち2010年度フランス語フランス文学顕揚賞が授与されることが6月10日に決定されました。本賞はフランス語の著作によりフランス語とフランス文学の顕揚に著しく貢献した人物を表彰するもので、日本人としては初の受賞となります。
  なお、9月に記念のメダルが送付され、その後、吉川教授は12月のアカデミー・フランセーズの年次総会に出席します。

 吉川教授はフランスの小説家マルセル・プルースト研究の国際的権威であり、主著に『プルーストと絵画』(岩波書店、2008年)、Proust et l'art pictural (Paris, Champion, 2010) などがあります。また、同教授は現在日本フランス語フランス文学会会長の任にあります。