野生動物研究センターと理学研究科人類進化論研究室の合同セミナー「ガーナの野生動植物の保全と持続的活用に関する共同研究」を開催しました。(2010年6月8・9日)

野生動物研究センターと理学研究科人類進化論研究室の合同セミナー「ガーナの野生動植物の保全と持続的活用に関する共同研究」を開催しました。(2010年6月8・9日)

 日本学術振興会アジア・アフリカ学術基盤形成事業「動植物資源の保全と持続的活用に関する研究交流」(平成22~24年度、コーディネーター:伊谷原一 野生動物研究センター長)により、ガーナ大学の研究者を招聘して、野生動物研究センターと理学研究科人類進化論研究室の合同セミナー「ガーナの野生動植物の保全と持続的活用に関する共同研究」を開催しました。

 セミナーでは、ガーナ大学、岐阜大学、京都府立大学、本学のアジア・アフリカ地域研究研究科、こころの未来研究センター等から研究者が参加して、理学研究科セミナーハウスにて共同研究構築に向けた研究発表を行いました。ガーナ大学からは4件、日本側からは12件の研究内容・提案を発表し、生態学、人類学、フィールド科学、獣医学、畜産学、遺伝学など様々な専門分野の連携に基づく野生動物保全のコラボレーションについて、二日間にわたり深い議論を行いました。ウェルカムパーティでは、山極壽一 理学研究科副研究科長(野生動物研究センター兼任教授)の発声のもと、和やかに懇談が始まりました。また、吉川潔 理事・副学長(研究・国際担当)、森純一 国際交流推進機構長と面談し、今後の研究交流事業推進に向けての抱負など、意見交換を行いました。

 セミナー終了後、ガーナ大学からの招聘者6名は、京都市動物園や京都大学博物館を見学するとともに、共同研究や人材養成に関して、具体的な打合せを行いました。またガーナ大学の大学院生2名は、それぞれ本学野生動物研究センターと岐阜大学にて、遺伝子多様性解析と感染症研究に関する研修を受けました。

 今回のセミナー開催により、野生動物保全に関する複合学際領域での学術交流が活発化され、学生交流も積極的に行われるようになることが期待されます。


開会宣言をする伊谷センター長

ホール内での集合写真

山極教授の発声による懇談会風景
  
吉川理事・副学長、森機構長との面談