人文科学研究所創立80周年記念行事を挙行しました。(2009年11月5日)

人文科学研究所創立80周年記念行事を挙行しました。(2009年11月5日)

 人文科学研究所は、人文科学研究所創立80周年記念講演会、記念式典および祝賀会を芝蘭会館において開催しました。

 記念式典には、磯田文雄 文部科学省研究振興局長をはじめ、松本紘 総長、長尾真 元総長、羽田正 東京大学東洋文化研究所長、坂口志文 再生医科学研究所長、名誉教授、部局長、人文科学研究所にゆかりの関係者など、約150名が出席しました。

 水野直樹 人文科学研究所長は式辞の中で、過去80年にわたる人文科学研究所の歴史を支えた学内外の方々に感謝の言葉を述べるとともに、来年度から全国の共同利用・共同研究拠点として活動することとなっており、研究所のより一層の発展を期することを表明しました。続いて松本総長から人文科学研究所が生み出してきた研究成果を高く評価する旨の挨拶の後、磯田局長、羽田所長、坂口所長から、研究所の将来に熱い期待を寄せる旨の祝辞が述べられました。

 式典に先立ち、人文科学研究所のOBである鶴見俊輔、加藤秀俊、松尾尊兊、礪波護の4氏による「共同研究の可能性-人文研80年の回顧と展望-」と題する講演、および金文京 教授、岡田暁生 准教授を交えた座談会を行いました。共同研究を成り立たせるものは何かをめぐって、興味深い話が交わされ、一般市民を含む200名余りの参加者は講師の話に熱心に耳を傾けました。

 祝賀会では、江﨑信芳 理事・副学長、西村和雄 経済研究所長から祝辞が述べられた後、阪上孝 名誉教授の発声で乾杯を行い、終始和やかな雰囲気の中、創立80周年の節目を盛大に祝いました。


挨拶をする水野人文科学研究所長

座談会の様子

松本紘総長の祝辞