文部科学省 平成21年度「国際化拠点整備事業(グローバル30)」に採択されました。(2009年7月3日)

文部科学省 平成21年度「国際化拠点整備事業(グローバル30)」に採択されました。(2009年7月3日)

 京都大学は、文部科学省が平成21年度から開始する「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の拠点大学の一つとして採択されました。

 政府によるこの事業は、各大学の機能に応じた質の高い教育の提供と、海外の学生が日本に留学しやすい環境を提供する取組のうち、英語による授業等の実施体制の構築や、留学生受け入れに関する体制の整備、戦略的な国際連携の推進等、日本を代表する国際化拠点の形成の取組を支援することにより、留学生と切磋琢磨する環境の中で国際的に活躍できる高度な人材を養成することを目的としています。

 京都大学では、国際化拠点大学として「京都大学次世代地球社会リーダー育成プログラム(Kyoto University Programs for Future International Leaders:K.U.PROFILE:ケーユープロファイル)」と題し、京都大学が持つ世界最先端の独創的な研究資源を活かし、地球社会の現代的な課題に挑戦する次世代のリーダー育成のための教育を実践していきます。

 これまでも大学院課程では博士課程を中心に数多くの英語のみで学位が取得可能なプログラム(英語コース)を設けてきましたが、今回の採択にあたり、学士課程では初めての英語コースを工学部に、また、大学院課程では8研究科(学舎および教育部を含む)において修士・博士・専門職学位の各課程で合計11コースを平成22年度以降に順次新設します。

 また、海外各地における日本国内の全大学の留学生受け入れ支援を行う「海外大学共同利用事務所」として、ベトナムに開設を予定している「京都大学ハノイ事務所」が指定されました。

 この指定を受け、京都大学では、平成22年度に開設を予定している同事務所から、日本の大学全体の魅力について情報発信を行うとともに、この地域において学生募集を行う日本国内の大学の説明会の開催や、入学審査時の面接の実施などに関する支援も行っていく予定です。

開設予定の英語コース

〔学部〕 工学部 地球工学科国際コース
〔大学院〕 工学研究科 環境基盤マネジメント国際コース・都市地域開発国際コース(修士)
農学研究科 農学特別コース(修士・博士)
エネルギー科学研究科 国際エネルギー科学コース(修士・博士)
情報学研究科 社会情報学国際コース・知能情報学国際コース・通信情報システム国際コース(修士・博士)
生命科学研究科・医学研究科・薬学研究科 Global frontier in life science(修士・博士)
地球環境学舎 国際環境マネジメントコース(修士・博士)
理学研究科(霊長類研究所) 国際霊長類学・野生動物コース(修士・博士)
経営管理大学院 国際プロジェクトマネジメントコース(専門職)

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