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京都大学宇宙総合学研究ユニットと京都精華大学との共同事業 「宇宙とアート」プロジェクトが始まりました。(2009年6月24日)


左から京都大学宇宙総合学研究ユニットの磯部洋明 特定助教、柴田一成 ユニット長、藤井信孝 理事・副学長、京都精華大学の葉山勉 副学長、豊永政史 デザイン学部准教授、石田涼 常務理事・企画室長

 京都大学宇宙総合学研究ユニット(以下宇宙ユニット)と京都精華大学では、京都大学の宇宙研究と京都精華大学の表現活動の融合によるプロジェクト「宇宙とアート」を立ち上げました。このプロジェクトでは、宇宙科学とアートの融合による新しい文化の創造を目指した様々な企画を進めており、その最初の成果として、宇宙ユニットを紹介するパンフレットを京都精華大学の学生が制作しました。今後は京都大学の教員と京都精華大学の教員が宇宙をキーワードに講義を行う「リレー講義」や、サイエンスカフェとの連携事業、両大学の学生・教員が共同で行うアート作品制作や商品開発などの事業を展開する予定です。

「宇宙とアート」プロジェクトについて

 宇宙ユニットは、天文学や宇宙航空工学など、宇宙に関係した様々な分野を融合した新しい学問「宇宙総合学」の創成を目指して2008年に発足した新しい学内組織です。一方京都精華大学は芸術、デザイン、マンガ、人文の4学部を擁し幅広い表現領域の研究教育を行っています。2008年に京都精華大学が京都大学を紹介するマンガ冊子を制作したことを契機に、両大学の間で教育、研究および社会貢献活動の一層の推進を図ることを目的にした協定書が締結されました。本プロジェクトはこの協定をきっかけに、宇宙科学と芸術・表現分野の融合を目指して、2009年1月に宇宙ユニットと京都精華大学で検討を開始したものです。現在、両大学の教職員と学生それぞれ10~20名程度が参加して、

  1. アートなど表現者の協力による宇宙科学のアウトリーチ
  2. 最新の宇宙科学成果を用いたアート作品の制作や商品の開発
  3. 両者の融合による京都発の新しい文化の創造と発信

の3つの側面から様々な新しい企画を進めています。

これまで実施した事業

  1. 宇宙ユニットのパンフレットの制作
    宇宙ユニットの組織と研究を紹介するパンフレットを両大学が共同で制作しました。仕様はカラー両面10ページのB5変形サイズで、デザインとイラストは京都精華大学大学院芸術研究科とデザイン学部の学生が担当し、京都大学大学院理学研究科の学生と内容や構成について議論を重ね、双方の学生が協力して制作しました。既存の分野の垣根を超えた新しい学問、新しい文化を生み出そうとする意気込みを、大学のパンフレットらしくない斬新なデザインに込め、特に分野を融合した宇宙ユニットの学問を「宇宙総合学図」として一枚の絵で表現することに趣向を凝らしました。
  2. サイエンスカフェとの連携
    名古屋駅前に今月オープンした日本初の常設サイエンスカフェ「ガリレオ・ガリレイ」で使用される、図とイラスト入りで科学の話題を解説した紙製ランチョンマットを、「宇宙とアート」で制作、提供しています。今後も1ヶ月に1回程度更新される予定です。

今後の具体的な事業の展開

  1. リレー講義
    京都大学の教員と京都精華大学の教員が双方の大学で、宇宙をキーワードに講義を行う「リレー講義」の実施を企画しています。本年度は世界天文年にあたることから、日本天文学学会主催の「全国同時七夕講演会」に協賛し、第1回目として小山勝二京都大学名誉教授と竹宮惠子京都精華大学マンガ学部長による講演会を7月7日に開催し、広く一般に公開する予定です。
    7月7日講演会の詳細については、以下をご参照ください。
    http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/tanabata/show_list.pl/44
  2. 花山天文台紹介パンフレットの制作
    本年度に京都大学大学院理学研究科附属花山天文台が設立80周年をむかえることを記念し、9月に開催される式典にむけて花山天文台の紹介パンフレットを京都精華大学が制作することになりました。
  3. その他
    宇宙科学を題材にしたグッズ・商品の開発、マンガの制作などを計画しています。

京都大学宇宙総合学研究ユニット
宇宙総合学研究ユニットは2008年4月に設置され、天文学、物理学、宇宙航空工学など、宇宙に関係した様々な分野を融合し、宇宙理工学から人文社会科学まで含めた新しい学問の創成を目指して発足した組織です。宇宙航空研究開発機構(JAXA)や大学等の他機関とも連携して研究を推進しています。

京都精華大学
1968年に、「自由自治」を教育理念とし短期大学として開学。1979年に4年制大学として美術学部を開設、2006年には日本で初めてマンガ学部を設立するなど、これまで「表現」を実践の核として位置付け、表現の大学として先進的に歩んできました。現在は、芸術学部、デザイン学部、マンガ学部、人文学部の4学部、約4千人の学生が、自由で自然豊かな環境のなか世界に向けて発信する表現を追究しています。

 

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