京都大学技術士会 第4回講演会(イブニングセミナー東京)が開催されました。(2015年4月22日)

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本学東京オフィスで、京都大学技術士会が主催する第4回講演会(イブニングセミナー東京)が開催されました。この行事は、会の主要事業の一つである会員の継続研鑽を目的として企画されたもので、イブニングセミナーとしては2回目となり、関東地区に在住する会員を中心に約40名の参加がありました。

以後有希夫 幹事(工学部・1990年卒業)が司会進行し、開会の挨拶を兼ねた京都大学技術士会の概要および当イブニングセミナーの趣旨などの説明がありました。それに続き、講演者である島田政信 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 地球観測研究センター上席研究員・東京電機大学教授(工学研究科・1979年修了)の紹介を経て、講演会が始まりました。

講演テーマは「合成開口レーダ(SAR)による地球環境計測」であり、島田上席研究員・教授が長年携わってきたSARを搭載した陸域観測技術衛星「だいち2号(ALOS-2)」(2014年6月打ち上げ)と、その観測データに関する話が中心でした。SARセンサは従来の光学センサに比べて天候に左右されることのない観測が可能であること、最高1m×3mの分解能が実現できることなど観測技術に関する解説の後、数々の応用事例の中から森林監視分野のソリューション事例が取り上げられ、宇宙からの鮮明な画像も交えながら紹介されました。今後の幅広い分野への活用が期待される話に、技術士の方々の関心も高く、講演後には活発な質疑応答が行われ、講演会は盛況のうちに終了しました。

講演会終了後の懇親会では、下村泰造 幹事(工学研究科・1994年修了)の司会進行のもと、恒例の「一言メッセージコーナー」なども設けられ、講演者も含め参加者が歓談・交流を楽しみました。

講演をする島田上席研究員・教授

講演会風景

懇親会風景

関連リンク

京都大学技術士会(会員登録連絡先等)
http://hp.alumni.kyoto-u.ac.jp/about/compete/domestic/024.html