京都大学春秋講義(平成28年度 春季講義)

開催日
2016年04月06日 水曜日
2016年04月13日 水曜日
2016年04月20日 水曜日
時間
各日18時30分~20時00分(開場18時00分)
要申し込み
不要
公開日
 春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。年に2回、春と秋にテーマをもうけ講義を行います。

 平成28年度春季講義は、「宗教と平和」をテーマに開催します。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
百周年時計台記念館 百周年記念ホール
本部・西部構内マップ[3]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/
※ 駐車場はありませんので、公共の交通機関をご利用ください。
対象
  • 受験生の方
  • 卒業生の方
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
どなたでも参加いただけます。
定員
500名(各講義とも当日先着順)
※ 会場の混雑状況により、立ち見のお願いまたは入場制限をさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。
参加費
無料

イベント内容

テーマ: 宗教と平和

2016年4月6日(水曜日)18時30分~20時00分

仏教は平和に寄与しうるか?-ブータンの事例を中心に
( 熊谷 誠慈 こころの未来研究センター 特定准教授)

アジアには多くの仏教国がありますが、それらの国々も戦争や民族問題と無縁ではありません。仏教は、そうした問題に対してどのような役割を果たしてきたのでしょうか。本講義では、仏教教義の本質に深く迫るとともに、仏教国の現状にも光をあて、仏教が現実的にどう平和に寄与しうるのかを考えてみたいと思います。特にブータンという国に注目し、具体的な事例を紹介しながら考察を進めていきます。

2016年4月13日(水曜日)18時30分~20時00分

「戦争と平和」の時代とキリスト教
( 芦名 定道 文学研究科 教授)

キリスト教は、その長い歴史のなかで、多くの戦争に関わってきました。「戦争と平和」の時代を生きてきたキリスト教について、本講義では、絶対平和主義と聖戦論という一見矛盾した二つの立場がキリスト教に同時に見出されることをどのように理解したらよいのか、という問題を取り上げます。特に、古代キリスト教(1世紀と4世紀)、明治時代の日本キリスト教(内村鑑三)、そして現代キリスト教に注目します。

2016年4月20日(水曜日)18時30分~20時00分

平和・愛・共存を求めるイスラームのもうひとつの顔
(東長 靖 アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)

イスラームというと、血なまぐさい戦争・テロのイメージがついてまわりますが、それはイスラームの特殊な一部分にすぎません。多くのイスラーム教徒は、平和と平安を願って生きています。今回は、イスラームのもつ豊饒な精神性・内面性に注目してみましょう。イスラーム神秘主義(スーフィズム)などを取り上げながら、新しいイスラームのイメージをもっていただけるように、お話ししたいと思います。

備考

お問い合わせ
京都大学総務部渉外課
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
Tel: 075-753-2233(月曜日~金曜日 9時00分~17時00分)
E-mail: kinen52*mail.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)