中学生向けゼミ等体験講座「ジュニアキャンパス2015」を開催しました。(2015年9月13日)

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中学生に学問の最先端に触れてもらうことを目的として「ジュニアキャンパス2015」を、京都市教育委員会と共催で開催しました。

2015年で11回目を迎えるジュニアキャンパスは、より地域に根ざした活動として内容を一新し、「京都府内の中学校に在籍する生徒、または京都府に在住の中学生」を対象として1日間で実施し、約220名の中学生が参加しました。

午前中は、開講式およびオリエンテーション実施後、「太陽の驚異とスーパーフレア」と題して、柴田一成 理学研究科附属天文台長・教授による特別講義を実施しました。私たちが普段気付かない太陽面爆発(フレア)によって、地球の高層大気や磁気圏が影響を受けていることについての講義があり、参加者の中学生からは「とてもわくわくした。家族にも話したい」、「学校では教えてもらえないことを知れてよかった」と言った感想がありました。講義終了後には、限られた時間の中、参加した中学生から熱心な質問が出ました。

午後は、メイン会場である農学部総合館の教室や各研究室等において実験、実習、観察など体験型のゼミや、テキストをもとに議論するゼミなど22講座を開講しました。大学院生等が中心となって企画・運営する若手研究者提供ゼミの内、「看護学 -温かいは気持ちよい-」というテーマで実施したゼミでは、足浴の体験を通してケアの意味を考える内容で実施し盛り上がりました。

昼休みには「大学院生等によるポスターセッション」も実施し、普段、大学でどのような研究を行っているかを中学生に分かりやすく説明するコーナーを設け、多くの中学生で賑わいました。また、総合博物館・附属図書館も開放し、参加者には本学のさまざまな研究に触れる機会を提供しました。

開講式挨拶(高見茂 ジュニアキャンパス実施検討会委員長)

特別講義「太陽の驚異とスーパーフレア」

ゼミ「測地学-重力を測って地球を探る」

ゼミ「ヘビの右利き?カタツムリの左巻き?」

ゼミ「地理学 -地図を読む・歩く-」

ゼミ「看護学 -温かいは気持ちよい-」

大学院生等によるポスターセッション「インドから来た閻魔大王」

大学院生等によるポスターセッション「私たちの体の中の古代ウイルス」