研究資源アーカイブが講演会・座談会「学術資料・学術活動の映像記録とその活用 -メディアの発展をふまえて-」を開催しました。(2014年6月5日)

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飯田准教授の講演

研究資源アーカイブは、総合博物館および南西地区URA室と共催で、講演会・座談会「学術資料・学術活動の映像記録とその活用 —メディアの発展をふまえて—」を研究資源アーカイブ映像ステーションで開催しました。

映像ステーションで常設上映されている1950年代の映画「カラコルム」「花嫁の峰チョゴリザ」は、戦後日本初の大規模学術調査隊の活動の記録です。これらの映画は2010年にDVDブック「フィールド科学のパイオニアたち」として出版されました。このDVDブック出版に携わった飯田卓 国立民族学博物館准教授、澤田芳郎 小樽商科大学教授を招いて、常設上映の映像を背景に講演とパネルディスカッションを行いました。

戦後日本の山岳遠征・学術探検調査と映画公開・テレビ放映等との対応・変遷を概観し、学術研究と映像記録のあり方、それら記録の保存を考える飯田准教授の講演に、参加者は熱心に聞き入っていました。引き続き行われた座談会では飯田准教授に加えて澤田教授が参加し、映像記録の証拠性・編集性、映像人類学の研究様式等を取り上げ、参加者も交えて活発な質疑応答により議論を深めました。


座談会の様子(澤田教授(中央)、飯田准教授(右))

座談会の参加者との活発な討論

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