2019年度京都大学霊長類研究所犬山公開講座「サルに学ぶ」

開催日
2019年07月27日 土曜日〜07月28日 日曜日
時間
10時00分~15時20分
開催地
ターゲット
要申し込み
要申し込み
公開日
 霊長類研究所は、日本で唯一の霊長類学の総合研究拠点であり、「ヒトとは何か」あるいは「ヒトはどこから来て、どこに向かうのか」というわたしたち人類にとって不滅の課題を総合的に研究しています。

 霊長類研究所では、2019年度霊長類研究所 犬山公開講座「サルに学ぶ」を開催します。2日間にわたり「霊長類のこころ・からだ・くらし・ゲノム」について学び、「ヒト」への理解を深めるための講義と実習を組み合わせた講座を開講します。

 皆さまの参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • その他の地域
京都大学霊長類研究所(愛知県犬山市)
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/info/address.html
対象
  • 一般・地域の方
中学生以上の方
定員
60名(申し込み多数の場合は抽選となります)
参加費
6,200円(税込)

イベント内容

講義

  • 古賀章彦「夜行性になった猿:夜ふかしばかりしているとキミも夜行性になるかも」
  • 鈴木樹理「動物の福祉を考えてみよう」
  • 江木直子「初期霊長類がいた世界を哺乳類化石からさぐる」
  • 服部裕子「チンパンジーのリズム感から音楽の起源をさぐる」

実習

  • 形態学「骨のかたちの意味を考える」(濱田穣)
    サルの骨を観察したり、スケッチしたりします。ヒトの骨格模型と比べながら、どこがどう違っているのかを見つけます。その違いが何を意味するのかを一緒に考えてみたいと思います。
  • 遺伝学「SNP解析による遺伝子診断 ~アルデヒド脱水素酵素(ALDH)遺伝子の1塩基多型~」(田中洋之)
    遺伝子DNAに起きたたった一つの塩基置換が、ヒトの体質に影響することがあります。お酒に強い・弱いをコントロールしているALDH遺伝子の1塩基置換を調べて、ご自身のアルコール体質を確認しましょう。
  • 心理学「チンパンジー観察」(友永雅己・足立幾磨・林美里)
    霊長類研究所に暮らすチンパンジーたちの様子を見学していただきます。また、彼らが日々おこなっているコンピュータ実験(数字系列の記憶課題など)を実際に見学していただきます。
  • 生態学「日本モンキーセンターでサルから学ぼう」(マイケル・ハフマン)
    霊長類研究所の隣にある日本モンキーセンターへ散策しながら世界各地の霊長類や展示館を見ながらサルの生活史について学ぼう。モンキーセンターのスタッフからもミニレクチャーを頂く予定です。
  • 脳科学「ヒトにとっての音楽」(脇田真清)
    音楽を聴くと、ことばの理解に関わる脳領域もはたらきます。この領域は、人の動作を見ているときにもはたらくことがわかっています。公開講座では、ヒトのこうした脳の仕組みが何を意味するのかを考えてみましょう。

申し込み

申し込み方法
以下の申し込みページよりお申し込みください。
https://bit.ly/2Iyjw4w
申し込み締切日
お問い合わせ
申し込みに関する問い合わせ:
京大オリジナル株式会社
E-Mail:kensyu*kyodai-original.co.jp(*を@に変えてください)

講座内容に関する問い合わせ:
霊長類研究所総務掛
Tel:0568-63-0512