RFIDマイクロチップを用いた肺癌手術の臨床使用を開始 -微小肺癌のあたらしい術中位置同定方法-

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伊達洋至 医学研究科 教授、佐藤寿彦 同准教授(現・福岡大学准教授)、豊洋次郎 同助教、株式会社ホギメディカルらは、「微小肺癌に対するマイクロチップを用いた術前マーキング方法」 を開発し、世界で初めて患者への臨床使用を開始しました。

肺癌に対して現在主流となっている低侵襲な胸腔鏡手術では、小さな孔から手術操作を行うために十分に肺を触診することができず、胸膜から距離のある小さな腫瘍の位置を正確に同定することが困難でした。そのため、本研究グループでは、スマートフォンやプリペイドカードなどに使用されており、近距離無線通信の用途で普及しているradiofrequency identification(RFID)技術に着目し、RFIDマイクロチップを搭載した小型無線マーカーを開発しました(RFIDマーキングシステム)。

本技術を用いることにより、従来の方法では位置がわかりにくかった深部病変に対しても正確な位置同定を可能としました。

本技術は、2019年9月27日に、医学部附属病院において臨床使用を開始しました。

図:RFIDマーキングシステム構成

詳しい研究内容について

書誌情報

  • 京都新聞(10月17日 24面)、産経新聞(10月16日夕刊 7面)、日本経済新聞(10月16日夕刊 12面)および読売新聞(10月16日夕刊 12面)に掲載されました。