研究成果

流れの「かたち」解析による装置を開発 -流線位相データ解析による効率的粉体分級装置の開発-


2019年10月04日


     坂上貴之 理学研究科教授、横山知郎 京都教育大学准教授は、日本ニューマチック工業株式会社(NPK)と共同で、さまざまな粒径を持つ粉体から細かい粒径の粒子を空気の流れによって分離する装置(分級装置)の開発に、応用数学の手法の一つである流線位相(トポロジー)データ解析を応用した結果、従来よりも高い分離性能を持つ分級装置の開発に成功しました。

     分級装置はトナー、衣料品、化粧品、電子材料などの粉体を加工する機械設備で、高い分離性能を達成する本装置の開発は社会的にも意義のあるものと考えられます。

     本装置は坂上教授と横山准教授が数学を用いて開発した流れパターンの分類理論に基づいて、NPK社の三次元数値シミュレーションデータを解析評価し、開発を繰り返すサイクルを実施することにより開発されました。また、本装置における技術は数学理論の普遍的性質を最大限に活かすことにより、分級装置の開発にとどまらず、広範な流体機械設計に利用できる基盤技術です。本技術のさらなる進化、そして医療、材料科学および産業といったさまざまな分野において応用可能な共通基盤技術となることが期待されます。

     本装置は、2019年10月16日〜18日に開催される「粉体工業展大阪2019」において出展されます。

    図:本装置開発の概要図

    詳しい研究内容について


    流れの「かたち」解析による装置を開発 -流線位相データ解析による効率的粉体分級装置の開発-
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