「京都アカデミアウィーク2019」を開催しました。(2019年10月7日~11日)

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京都アカデミアフォーラムに加盟する京都外国語大学、京都光華女子大学、京都工芸繊維大学、 京都市立芸術大学、京都女子大学、京都精華大学、京都美術工芸大学、同志社女子大学、京都大学が連携し、今年で3回目となる京都アカデミアウィーク2019を、10月7日から11日の5日間にわたり開催しました。関東圏の市民を対象に、京都の文化・芸術・科学を学術面から発信することを目的に、9つのプログラムを実施し、過去最高の1170名の申し込みがあり、当日は646名の参加がありました。

各大学がプログラムを企画し、「幕末維新の京都政局と天皇-『叡慮』と謀略-」(京都女子大学)、「京都とイノベーション」(京都光華女子大学)、「KYOTO Design Lab からDesign-centric Engineering Program(dCEP)への歩み」(京都工芸繊維大学)、「悲哀する京都」(京都大学)、「冷泉家の歴史と文化」(京都美術工芸大学)、「『源氏物語』への招待─賢木巻の『暁』を読む─」(同志社女子大学)、「幕末京都と会津藩」(京都外国語大学)、「京都の意外」(京都市立芸術大学)、「日本を蝕む『戦後の国体』とは何か?」(京都精華大学)など、京都をキーワードに様々な角度から講座を実施しました。

本学からは、小倉紀蔵 人間・環境学研究科教授が「悲哀する京都」と題して講演を行いました。1200年以上の歴史を持つ京都を「悲哀する人びとの記憶の集積したまち」として捉え、京都の悲哀を追体験してみることによって、細分化されてしまった学知では捉えることのできない世界を京都を舞台に再現しました。紫式部や西田幾多郎、中原中也、高野悦子、沢田研二、李良枝、頼山陽など様々な人物が登場する時空間を超えた講演に、 アンケートでは 高い満足度が示されました。

来場者から寄せられた今後聴講したいテーマは実に249個に及び、京都人の気質や京都の産業界の特徴、世界遺産、寺社仏閣、和食など京都への関心の高さがうかがえました。9大学で構成された京都アカデミアフォーラムは動員力のある取り組みに発展し、今後も京都の文化・芸術・科学を学術面から発信していきます。

講演する小倉教授

会場の様子

講演の様子

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