京都大学大学院農学研究科シンポジウム 日本農業の未来をエネルギーの観点から考える—京都大学附属新農場からの提言—

開催日
2015年06月30日 火曜日
時間
13時00分~17時00分
ターゲット
要申し込み
要申し込み
公開日

 日本農業はかつてない変革の時代を迎えようとしています。これからの農業と社会のあり方を考える時、経済的効率の視点のみならず、国民の安全保障と持続的な食料生産、農地保全と環境、自然エネルギーを組み合わせた未来型エコ農業、人々の健康な生活を支える安全かつ高機能な農産物等、さまざまな側面からのアプローチが必要となります。そのためには、さまざまな分野の人達が集い、アイデアを交換し、その構想を実現していく拠点形成が不可欠の状況となっています。

 本学農学研究科附属農場は、このような未来型農業の発信拠点としての機能を担うべく、新たに木津地区に移転、開設されます。移転が本格化するこの時期に、目指すべき日本農業の未来を考えるとともに、本学新農場のあるべき姿、他分野や産業界との連携の可能性を探るシンポジウムを開催します。

 今回のシンポジウムでは、特に自然再生エネルギー利用など、エネルギーの観点から農業の未来を考え、新農場が果たすべき役割について議論していきます。

基本情報

開催地
  • 東京オフィス・京都アカデミアフォーラム
京都大学東京オフィス 会議室1~3
(所在地:東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟27階)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/tokyo-office/about/access.html
対象
  • 企業・研究者の方
企業・研究者
定員
100名
参加費
無料

イベント内容

プログラム

時間 司会・進行: 村松康生(農学研究科教授・研究活動推進室長)
13時00分~ 開会の辞: 裏出令子(農学研究科副研究科長・教授)
13時05分~ 1. 基調講演 エネルギーシステムと農業
山地憲治(地球環境産業技術研究機構理事・研究所長)
13時35分~ 2. 自然再生エネルギー利用と持続的農業基盤の確立
植田和弘(副学長・経済研究科教授)
14時05分~ 3. 農山漁村における再生可能エネルギー導入の促進
土橋信昭(農林水産省食料産業局再生可エネルギーグループ長)
14時35分~ 4. 新農場の姿と取組み
北島 宣(農学研究科教授・附属農場主事)
休憩
15時15分~ 5. 企業技術紹介/パネルディスカッション-農業への展開の可能性-
司会: 柴田大輔(かずさDNA研究所部長)
技術紹介
  1. 園芸生産におけるエネルギー投入の現状と問題点
    土井元章(農学研究科教授)
  2. 農業分野でのエネルギーの利活用
    松村愼司(大阪ガス近畿圏部事業開発室長)
  3. 太陽電池のシステム展開
    中島丈温(パナソニックソーラビジネスユニット技術開発グループ システム商品開発チーム チームリーダー)
  4. 農地向け太陽光追尾発電システム
    松浦哲哉(ダイキン工業株式会社 環境技術研究所主任研究員)
  5. フィルム型太陽電池の開発分-京大COIでの取り組み分-
    和宮淳志(化学研究所准教授)
  6. 食・農クラウドAkisai ICTと共創がもたらす新しい農業
    須藤 毅(富士通イノベーションビジネス本部本部長代理)
16時45分~ パネルディスカッション
17時00分~ 閉会の辞: 冨永達(農学研究科教授・附属農場長)

申し込み

申し込み方法
以下の「申し込みフォーム」から、お申し込みください。
https://ssl.alpha-prm.jp/jba.or.jp/pc/activitie/development_base/guidance/001777.html
※ 定員になり次第、締め切らせていただきます。
申し込み締切日
お問い合わせ
農学研究科 松村康生 教授・研究活動推進室長
Tel: 0774-38-3745
E-mail: matsumur*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)