学術情報メディアセンターセミナー 「都市を支える情報学」

開催日
2019年09月27日 金曜日
時間
16時30分~18時00分
要申し込み
不要
公開日
 学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題について紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、佐々木勇和 大阪大学情報科学研究科助教と、井ノ口宗成 富山大学都市デザイン学部准教授に講演いただきます。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
吉田南構内マップ[93]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html
対象
  • 在学生の方
  • 企業・研究者の方
  • 一般・地域の方
教職員、学生、一般の方

イベント内容

16時30分~17時15分

講演者

佐々木 勇和(大阪大学情報科学研究科 助教)

講演題目

都市データをいかにして活用するか

講演概要

IoTの普及により、都市から得られるデータが増加しています。例えば、気温などの環境データや、自動車の位置や交通量などの移動データ、レストランなどのPoint-of-Interest(PoI)データなど多種多様なデータが収集され、オープンデータも多いです。本講演では、講演者がこれまでに取り組んできた都市データを活用したデータマイニングやデータベース技術について紹介します。特に、環境データを用いたパターンマッチング、移動データを用いた道路ネットワークの補間技術、およびPoIデータを用いた経路探索技術について具体的に述べます。また、今後の展望であるIoTデータのための検索・分析システムについて話します。

17時15分~18時00分

講演者

井ノ口 宗成(富山大学都市デザイン学部都市・交通デザイン学科 准教授)

講演題目

都市災害対策における情報科学の現状と期待

講演概要

わが国は戦後の急速な都市化に伴い、情報技術の進展と普及も飛躍的に進みました。一方で、災害大国でありながらも、情報工学を含め、情報科学の最先端が防災に活用されている事例は少ないです。防災・減災は、研究・技術開発・実装のタイムギャップが大きく表れている分野でもあります。本講演では、その背景や実態を紹介するとともに、過去災害の事例をまじえながら、都市災害への対策に役立つ「人と情報科学の新しい融合」として、話者が関わるCyborgCrowdという新しい取り組みについて紹介します。

備考

お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。
お問い合わせ
学術情報メディアセンター 森 信介
Tel: 075-753-7486
E-mail: forest*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)