学術情報メディアセンターセミナー 「心理の可視化・分析」

開催日
2019年04月22日 月曜日
時間
15時00分~17時00分
要申し込み
不要
公開日
 学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題について紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、江原康生 学術情報メディアセンター特定准教授および明和政子 教育学研究科教授が講演します。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
吉田南構内マップ[93]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html
対象
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
教職員、学生、一般の方

イベント内容

15時00分~16時00分

講演者

江原 康生(京都大学学術情報メディアセンター 特定准教授)

講演題目

「ヒトの心理の可視化: カウンセリングの会話内容の可視化による内容分析」

講演概要

心理面に関わる問題が多様化しつつある現代社会において、様々なアプローチによる質的調査から得られた有益な知見を日常生活に還元するために、対象者の心理状態について、誰もが容易に理解するための表現手法が求められています。それを受けて、ヒトの心理状態をわかりやすく可視化することを目指した「心理の可視化」に関する研究取り組みが拡大しています。本講演ではこれらの研究事例として、カウンセリングの会話データを活用した可視化技術を紹介します。さらにAI技術を活用した子育て支援に関する研究開発の取り組みについても取り上げます。

16時00分~17時00分

講演者

明和 政子(京都大学教育学研究科 教授)

講演題目

「ホモ・サピエンスの未来 -発達科学者に課された課題」

講演概要

現在、AIやデータ科学、それを基盤としたロボット技術開発を、国の政策として推し進めようとする動きが盛んです。深層学習技術の急激な発展は膨大なデータの取り扱いを可能とし、その適応範囲はヒトの心的機能や行動、社会の予測的理解にまで及ぶとの見方もあります。生物としてのヒトが進化の過程で適応的に獲得してきた心的機能や行動が創発する基本原理やその評価方法を専門とする発達科学者は、こうした流れにどのように向き合うべきでしょうか。皆様の議論を通じて、その問いを模索したいと思います。

備考

※ お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。
お問い合わせ
学術情報メディアセンター 江原 康生
Tel : 075-753-7497
E-mail: eba*viz.media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)