学術情報メディアセンターセミナー 「データと思考の言語化」

開催日
2018年05月30日 水曜日
時間
16時30分~18時00分
要申し込み
不要
公開日
 学術情報メディアセンターでは、各分野でご活躍の講師を招き、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題について紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 今回の学術情報メディアセンターセミナーでは、高村大也 産業技術総合研究所人工知能研究センター研究チーム長・東京工業大学教授に講演いただき、亀甲博貴 京都大学学術情報メディアセンター助教が講演を行います。学内外を問わず多数の方のご参加をお待ちしています。

基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
学術情報メディアセンター南館 2階 202マルチメディア講義室
吉田南構内マップ[93]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html
対象
  • 企業・研究者の方
  • 一般・地域の方
教職員、学生、一般の方

イベント内容

16時30分~17時15分

講演者

高村 大也(産業技術総合研究所人工知能研究センター 研究チーム長・東京工業大学 教授)

講演題目

データを説明するテキストの生成

講演概要

センサの普及やストレージの拡充により、金融データ、生理指標データ、人間の行動データなどを含む様々なデータが、数値データ、カテゴリカルデータ、テキストデータなど様々な形式で大量に蓄積されています。しかし、こういったデータが何を意味しているかを知るためには、人間が解釈する必要があります。さらにデータの解釈を他の人間に伝えるためには、言語表現(テキスト)という形で説明する必要があります。これをコンピュータにより自動的に行うことができるようにすることで、蓄積されたデータが有効利用できるようになります。本発表ではこのための技術を概観し、いくつかの研究例を紹介します。

17時15分~18時00分

講演者

亀甲 博貴(京都大学学術情報メディアセンター 助教)

講演題目

人間とコンピュータの思考の対応付けに基づく将棋解説文生成

講演概要

非言語情報を自然言語に変換する研究は数多く行われていますが、本講演ではそのうちの一つである将棋解説文の自動生成の取り組みを紹介します。将棋解説文の特徴として、ゲーム木と呼ばれる状態の遷移を表現するグラフに基づいていることが挙げられます。ゲーム木と人間のエキスパートによる解説文との対応付け手法と、それに基づく解説文生成手法について述べます。

備考

お身体の不自由な方はエレベーターをご利用いただけますので、事務室にお申し付けください。
お問い合わせ
学術情報メディアセンター 森 信介
Tel: 075-753-7486
E-mail: forest*media.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)