学術情報メディアセンターセミナー 「暗号とマジックプロトコル」

開催日
2014年12月16日 火曜日
時間
16時30分~18時30分
要申し込み
不要
公開日

 学術情報メディアセンターでは、月に一度、各分野でご活躍の講師をお招きし、それぞれの研究開発活動の内容や現在抱えている課題についてご紹介いただき、参加者を含めて広く議論を行う機会として、月例セミナーを開催しています。

 12月16日の学術情報メディアセンターセミナーでは、阿部正幸 情報学研究科客員准教授・NTT上席特別研究員および濱田浩気 NTT研究員をお招きし、講演いただきます。学内外を問わず多数の方の参加をお待ちしています。


基本情報

開催地
  • 吉田キャンパス
京都大学学術情報メディアセンター南館2階 202マルチメディア講義室
(お身体の不自由な方にはエレベーターをご利用いただけますので事務室にお申し付けください。)
対象
  • 卒業生の方
  • 在学生の方
  • 一般・地域の方
  • 企業・研究者の方
どなたでも参加できます。
参加費
無料

イベント内容

プログラム

16時30分~17時30分
講演者 阿部正幸 情報学研究科客員准教授・NTT上席特別研究員
講演題目 「ビットコミットメントとゼロ知識証明」
講演概要 離婚した夫婦が車の所有権をコイン投げで決めることにしました。お互いに顔を合わせたくないので、ネット上のやりとりで済ませたい。どうすればよいでしょうか。Blumはビットコミットメントという概念を導入してこの問題を解決しました。ビットコミットメントによって、任意のNP言語に対するゼロ知識対話証明が可能となります。本講演では、ビットコミットメントの構成とゼロ知識証明の概念について概説します。
17時30分~18時30分
講演者 濱田浩気 NTT研究員
講演題目 「秘密計算 -資産を明かさず金持ち比べ-」
講演概要 誰が最も金持ちなのかを知りたがっている資産家たちが各々の資産額を誰にも教えずに比べるにはどうすればよいだろうかという問いは、Yaoによって解法とともに紹介された有名な問題です。この問いへの解法のように入力を秘密にしたまま所望の関数を計算する手法は秘密計算と呼ばれ、30年以上に渡り研究が行われています。本講演では、秘密計算について基本的な結果から近年の応用事例までを概説します。

申し込み

申し込み方法
申し込み不要です。

備考

主催: 学術情報メディアセンター
お問い合わせ
学術情報メディアセンター 担当: 宮崎修一
TEL: 075-753-7418
E-mail: shuichi*media.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)