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発達科学の知見に基づく「トイレトレーニング用アプリケーション」を開発しました。(2017年5月12日)


2017年06月16日

  • ニュース 学部・大学院から


     明和政子 教育学研究科教授は、COI拠点においてユニ・チャーム株式会社と共同で、日本のトイレトレーニング(以下、トイトレ)の実態に関する大規模縦断調査を行いました。その結果、子どもとコミュニケーションをとりながらトイトレを進めたいが、なかなか思うように取り組むことができない親の姿が明らかとなりました。そこで、親子ともにトイトレを楽しみながら達成感を得ることのできるアプリを発達科学の知見に基づいて開発しました。このアプリには、親子のコミュニケーションを促し、そのなかで子どもが進んでトイレに行きたくなる気持ちを高めるための学習モデルが組み込まれています。さらに、質問紙得点と生理的ストレス指標として知られる唾液中のアミラーゼ値の変化をアプリの使用前後で調べることにより、アプリの効果を検証しました。

     本アプリは、2017年5月12日よりGoogle PlayとApp storeにて無料配信が開始されました。

    波及効果

     本アプリは、親子が過度なストレスを過度にため込むことなく、トイトレに取り組むことを可能にします。生物としてのヒトは、進化の過程で「共同養育」を基本とする育児により、連綿と命をつないできたと考えられています。しかし、現代社会では、核家族化が進み、多くの場合、母親が一人で育児全てを背負うという過酷な現状があります。本アプリは、「共同養育の一助」として機能することを目指しています。

    今後の予定

     今後、実態調査に関しては、夏のトイトレ実態の調査を継続実施するほか、今回得られた研究結果は、2017年7月8日開催の赤ちゃん学会第17回学術集会にて発表し、7月7日から8日開催のリトルママフェスタ東京への出展、その他イベントの実施を計画しています。アプリではありますが、リアルな場での親子との触れ合いを通じて、子育ての課題や現状を把握し、さらなる新しい提案を行えるよう研究開発を行っていきます。

    アプリの特徴

    アプリを使ったトイレトレーニングの様子

     詳しい研究内容について


    発達科学の知見に基づく「トイレトレーニング用アプリケーション」を開発しました。(2017年5月12日)
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