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工学研究科大学院生らによるレスキューロボット開発チーム「SHINOBI」がロボカップジャパンオープン2017で優勝しました。(2017年5月3日~6日)


2017年05月24日

  • ニュース 学部・大学院から


     工学研究科修士課程2回生の竹森達也さんら9名の学生で構成されるレスキューロボット開発チーム「SHINOBI」が、レスキューロボット「FUHGA(フウガ)」を開発し、愛知工業大学にて行われたロボット競技会「ロボカップジャパンオープン2017 レスキュー実機リーグ」で総合優勝を果たしました。

     ロボカップジャパンオープンとは、ロボット工学などの研究推進や、さまざまな分野への波及を目指すロボット競技会の日本大会です。レスキュー部門はロボット技術を人命救助に利用することを目的とし、阪神淡路大震災をきっかけに、2001年世界大会より加わりました。2017年は11チームが参加し、制限時間内に18種類のテストフィールドで認識と器用さの基礎性能テストの得点、課題達成の反復数を競いました。

     また、この大会で「SHINOBI」は、優れた作業性能を持つロボットに贈られる「Best in Class Dexterity賞」と、優れた技術統合を行ったロボットに贈られる「ロボカップレスキューロボットリーグ 計測自動制御学会賞」も同時受賞しました。

     本チームが開発した「FUHGA」は大きなアームを持ち、走破性と作業性に優れた遠隔操作型ロボットです。アームを用いることで機体の支持や重心移動を行い、高い移動能力を実現したとともに、アーム先端に搭載したグリッパを用いた器用な作業、センサによる情報収集も可能です。今後、災害現場での人命救助にも役立つことが期待されます。

    「SHINOBI」メンバーと、レスキューロボット「FUHGA」

    指導教員の松野文俊 工学研究科教授

    大型アームを用いて移動している様子

    ドアを開ける様子

    大学院生からのコメント

     今回ロボカップジャパンオープンに出場したレスキューロボット「FUHGA」の開発は、約1年前に構想を始め、設計が終わったのが2017年1月、そこから約4か月で組み上げ動作させるというスピード開発になりました。メンバーがそれぞれの研究で培った知識やスキルを活かし、また先輩や機械工作室の技術職員の方々から多くのアドバイスをいただいたおかげで、構想通りのロボットを作り上げることができました。

     現在は7月末に行われるロボカップ世界大会での優勝を目指してロボットの改良を行っています。今後の「SHINOBI」の活動を、ぜひ応援していただければと思います。

    京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻修士課程2回生
    竹森達也(「SHINOBI」チームリーダー)

    指導教員からのコメント

     ロボカップジャパンオープンレスキュー実機リーグにおいて、研究室の修士の学生が中心となって開発したレスキューロボット「FUHGA」で優勝しました。各学生の研究とは別に、技術の向上、知識の習得、他大学との交流を目的に参加しています。

     競技会では故障がつきものです。限られた時間と限られた環境のなかで如何にトラブルに対応し、ロボットシステムの能力を出し切るかが問われます。今年のチームは、判断力・決断力・適応能力が素晴らしく、最高の結果となりました。ご協力いただいた機械工場の皆様やご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。

    京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻
    教授 松野文俊

    詳しい内容について

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