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  • 吉田キャンパス

アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと: アフリカ潜在力」


2017年09月12日 火曜日

 京都大学では2011年から「アフリカ潜在力」プロジェクトを立ち上げ、アフリカに生きる人びとがみずから創造し使い続けてきた知識や制度(=潜在力)のありさまを解明して、それを人びとの和解や社会の修復のために活用する道を探究してきました。

 今回のアフリカセンター公開講座「アフリカから学ぶこと」では、この「アフリカ潜在力」を取り上げます。2016年に開始した後継プロジェクトのメンバーがアフリカ潜在力について実例を交えてわかりやすく語ります。
  • 2017年10月21日 土曜日
  • 2017年11月18日 土曜日
  • 2017年12月16日 土曜日
  • 2018年01月20日 土曜日
  • 2018年02月17日 土曜日

各回15時00分~17時00分(開場14時30分)
  • 吉田キャンパス

京都大学稲盛財団記念館 3階中会議室
(所在地: 京都市左京区吉田下阿達町46)
薬学部構内マップ[64]
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_m.html

研究者のみならず、広く市民の方々に参加いただけます。

先着50名

開講日程

第1回 2017年10月21日(土曜日)

「アフリカの潜在力が現代世界を救う」

松田 素二(文学研究科教授)

日本社会におけるアフリカのイメージはどのようなものでしょうか。数百年つづいた人類史最悪の人身売買(奴隷貿易)の犠牲者、ヨーロッパの植民地支配の犠牲者、あるいは絶え間なくつづく内戦内乱の犠牲者、さらには貧困や飢餓、環境破壊や感染症の犠牲者といった負のイメージは、近代日本社会に限らず世界に定着してきたものでしょう。わたしたちのプロジェクトは、「victim(犠牲者)」とされてきた社会と人々が、直面する困難と絶望のなかで編み出してきた「問題解決」の知恵と、それを支える「哲学・思想」について、アフリカ人の研究者・実践家と協働して、現場のなかからとりだし、それを現代世界の困難の解決のための一つの処方箋として提示することを目指しています。

第2回 2017年11月18日(土曜日)

「自然保護と人びとの潜在力:畏れる力となにもしない力」

山越 言(アフリカ地域研究資料センター准教授)

現代のアフリカで、自然保護はとても重要な問題です。しかし、そこでは「誰が」「誰のために」「誰の」自然を問題としているのでしょうか。西アフリカ・ギニアの片隅で、裏山に住むチンパンジーとともに暮らしてきたボッソウという村を事例に、この複雑な問題を考えてみましょう。植民地時代から、モノカルチャーのような集約的な農業と同時に、貴重な自然資源の保護を強要されてきた人々が、寡黙に保持してきた自らの土地についての在来の知恵に注目し、ローカルな視点から、これからの自然保護のあり方を考え直してみたいと思います。

第3回 2017年12月16日(土曜日)

「都市に生きる人びとの潜在力:カメルーンの小さな仕事から見えてくるもの」

平野(野元)美佐(アフリカ地域研究資料センター准教授)

アフリカ都市は一般的に失業率が高く、大学を卒業しても、良い就職先はなかなかありません。それでも生きていくために、人びとは自ら仕事をつくり出します。行商人や露天商になり、家族を食べさせ、子供を学校にやり、住む場所を確保します。努力して、その小さな仕事を大きな仕事にすることも可能です。糊口をしのぐためだけではなく、夢や希望があり、人びとの潜在力が発揮される世界なのです。カメルーンの首都ヤウンデにおける小さな仕事の継続調査から、アフリカ都市に生きる人びとの潜在力を考えてみたいと思います。

第4回 2018年 1月20日(土曜日)

「社会変化のなかでの潜在力:アフリカで忠誠心を考える」

大山 修一(アフリカ地域研究資料センター准教授)

わたしの調査は、アフリカ農村における自給生活を営む人々を対象としてきました。農村では現金を介在させることなく、貧困だったのかもしれませんが、そこには確かな豊かさが存在しました。そうした農村社会が近年、急速に変化していますが、人々の動きには経済的なインセンティブだけでは説明できない情景が見えてきます。父親や村長、長老に対して、チーフに対して、上司や親方に対して、宗教的指導者に対して、そして、ときにテロ組織のリーダーに対して、人々は強い忠誠心を示すことがあります。周囲からは見えにくい、人々の忠誠心が、平和を希求する社会の動きになると同時に、社会を破壊する動きとなる可能性があります。忠誠心を切り口として、アフリカ社会における貧困や不平等、テロの問題、そして、われわれの社会・暮らしを考えていきます。

第5回 2018年 2月17日(土)

「アフリカ潜在力:他者とのつきあい方をアフリカ人に学ぶ」

太田 至(アフリカ地域研究資料センター教授)

「アフリカ潜在力」に関する研究プロジェクトの大きな目標のひとつは、アフリカの人びとがどのように紛争を防止あるいは解決しつつ、共生を実現しているのかを明らかすること、さらには、そこからわたしたちが学べることを活用しながら、新たな共生の思想を創出することにあります。これまでにわたしは、アフリカの牧畜民のあいだで研究を続けてきましたが、本講座では、この人びとが一見したところ、わたしたちとはかなり異なる「人づきあい」をしていることを紹介します。彼らはつねに、相手に対して強引ともいえるやり方で積極的にはたらきかけて、同時に、相手の能動的な反応や深い関与をひき出すのです。本講座では、こうした相互行為のあり方から、わたしたちは何を学べるのかを考えます。


1講座: 1,000円(5講座: 4,000円)

以下の項目を記載の上、E-mail、郵便またはFaxでお申し込みください。

  • 氏名
  • 住所・連絡先
  • 受講希望講座

申し込み先

京都大学アフリカ地域研究資料センター 公開講座係
〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
E-mail: manabiafrica*gmail.com (*を@に変えてください)
Fax: 075-753-7831

※ お申し込みいただきましたら、5日以内に受講受付と受講料振込のご案内を返信します。



各開講日直前の月曜日
※ 初回10月21日の応募締め切りは10月16日(月曜日)です。

京都大学アフリカ地域研究資料センター
E-mail: manabiafrica*gmail.com (*を@に変えてください)
Tel: 075-753-7803

注意

稲盛財団記念館併設の駐車場では、一般の方の駐車スペースは設けていません。無断駐車は厳禁となっていますので、来館の際には公共の交通機関をご利用ください。


アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと: アフリカ潜在力」
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