京大の「実は!」Vol.25 「学生主導! 『新しい総長グッズを作ろう! プロジェクト』に迫る!」

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 京都~、名物~、八つ橋、舞妓、おいでやす~♪・・・といろいろありますが、
 広報Bのてっぱん京都土産といえば、そりゃあやっぱり「京大グッズ」に限ります。

 京大グッズとは、京大のアイデンティティをいろんなアイテムで表現した、京大スピリッツあふれる京大生協のオリジナルグッズ。ごく一部の商品を除き、ほとんどが「京大でしか買うことのできない」レアなグッズなのです。

 発売以来約10年、未だヒットを続ける「総長カレー(レトルト)」をはじめ、早稲田大学との共同開発商品「ナイルビールシリーズ」、時代に逆行した不便さが話題となった爆発的ヒット商品「素数ものさし」など、京大らしさにあふれたグッズを生み出しています。(百周年時計台記念館1階のショップや、大学構内の生協などで販売しています。詳しくはこちら

 ・・・しかし。大きな声では言えませんが、「総長カレー」は、すでに2代前の尾池総長時代に誕生した商品。それ以降、新たな総長グッズは生まれていないのです。

 ということで! 昨年10月に山極壽一 総長が新しく就任したのを機に、「新しい総長グッズを作ろう!」と、学生が動き出しました!

 名付けて、「新しい総長グッズを作ろう! プロジェクト」!

 心優しい学生さんたちのはからいで、とっくに学生ではない広報Bも顔をつっこみ、この学生主導のプロジェクトを追うことにしました!

(上)今回のプロジェクトメンバーたち(下)左から、第24代尾池元総長が自ら監修した「総長カレー」は、大きなビーフがゴロッと入った贅沢カレー。最近の超ヒット商品「素数ものさし」は、目盛が素数になっているものさし。京大「不便益システム研究所」から生まれたアイデアを商品化したもの。早稲田大と京大の共同開発で生まれた「ナイルビールシリーズ」は全4種類。特に「ブルーナイル」は、アジアビアカップ2013で銅賞を受賞、味もお墨付き。金太郎飴の京大版「京大飴」。パッケージには「なめてかかれば挫折知らず!」という心強いメッセージが! 京大のシンボル、時計台とクスノキをモチーフにした「メダルチョコレート」もお土産に人気

「新しい総長グッズを作ろう!」プロジェクト始動! ~前編~

 今回、このプロジェクトを手がけるのは、京都大学生活協同組合(京大生協)の学生委員会のみなさん。

 学部生を中心とした四つのグループ合わせて約150名で構成される学生委員会では、機関誌「らいふすてーじ」の発行や、新入生歓迎活動、オープンキャンパス対応など、大学生活に関わる幅広い活動を行っています。

 本プロジェクトは、その中から「我こそは!」と名乗り出た有志メンバーで発動した企画です。

 

★STEP1.プロジェクトのはじまりは、山極総長とのキックオフミーティングから!

 まずは今回のプロジェクトのかなめとなる総長の意見をいただくべく、総長とのキックオフミーティングを実施しました。

 この日参加したのは、生協の学生委員会委員長の内野祐也さん(法学部2回)、石原優希さん(文学部2回)、増井翔さん(薬学部2回)、そして京大生協職員の中森一朗専務理事、中島達弥常務理事。

左から、中島さん、増井さん、内野さん、石原さん、中森さん。山極総長とは初対面の学生たち、緊張でドキドキ

 

 総長との挨拶を終え、まずは内野委員長からプロジェクトの主旨説明を行いました。

 今回のプロジェクトの主旨は、「総長に親しみをもってもらいたい!」、「京大らしいものを作りたい!」ということ。

 この二大柱を目的として、総長のアイデアや意見も盛り込んだ新しいグッズを作りたいという意向を説明。それを受けて、総長から、早速さまざまなアイデアが飛び出しましたよ!

 

出てくる出てくる、総長からのアイデアラッシュ!

学生の熱意を受けて、総長も真剣です!

 まず総長から出たのは、こんなアイデア。

「ボクはいつも、『大学はジャングルだ!』と思ってるんだよ。大学というジャングルの中には、さまざまな猛獣たち(研究者や学生)がいて、それぞれの領域で活躍している。そんなジャングルをわくわくしながら探検するようなイメージのグッズとか。」

 そんなヒントから、京大を探検気分でまるごと楽しめる情報を盛り込んだ手帖や、フィールドワーク関連のグッズなどのアイデアが膨らみます。

 もともと、世界中を駆け回るフィールドワーカーであった総長。「フィールドワーク中でも携帯に便利な傘やカバン、野帳(野外での記入を想定して作られた手帳)などなど、研究者ならではの便利グッズを作ってもおもしろいかも!」と、経験からの発想も飛び出します。

 また、京都には多くの芸術系大学があることから、それらの大学とコラボしたアートな取り組みも積極的に行ってみては? という意見も。

一言一句を漏らすまい!真剣にメモメモ!

「学部の特色を押し出したものもおもしろいのでは?」という総長アイデアからは、
「学部ごとに、学生に考えてもらってもいいかも!」、「学部の特徴を動物に表してみるとか!」

・・・など、総長のアイデアを機に、学生の伸びやかなクリエイティブ思考が働き、ミーティングは大盛り上がり。

「やっぱり山極総長といえばゴリラ、ということで、ゴリラグッズもぜひ考えたい」という学生の意見には、

「実は・・・、アフリカでNGOをしていて、キーホルダーや置物なんかのゴリラグッズを作ってるんだけど・・・あまり売れないんだよなあ・・・」という実は!な話も。

 その他、京都の地場産業と組んだ取り組みや、京都の企業とのコラボも積極的にやってみてもいいのではないか、などの意見もありました。

 初めは緊張の面持ちだった学生たちも、話が盛り上がるにつれ、徐々にリラックス。
 お酒が大好きという総長と、お酒雑学で話が盛り上がる場面なども・・・

 

時に、総長らしいワイルドな一面もチラリ(笑)。

 ミーティングの間には、長年フィールドワークに専念してきた総長らしく、

「フィールドワーカーに便利な靴とかどうかな。でも、いつも長靴だったしなあ・・・。」
「好きな食べ物? うーん、何でも食べるしなあ・・・。」

 ・・・など、いたってワイルドな総長のつぶやきも(笑)。

 ちなみに、学生からの「好きな食べ物は?」の質問に、悩んだすえに出た総長の答えは「山菜」。趣味で野草や山菜を収穫して、その場で料理したりするんだとか。うーん、ワイルド!

 終始、学生の意見に、「なるほどなあ」、「それもいいなあ」と、じっくり耳を傾ける総長。
 学生の声を積極的に聞き入れようとする総長のスタンスが伺えました。

\ ということで、初回のキックオフミーティングで出た提案はこんな感じになりました。 /
「大学はジャングルだ!」

 京大をジャングルと見立て、そこをワクワクしながら探検するようなイメージのもの。

「アート×アカデミズム」

 京都には、たくさんの芸術系大学がある。そことコラボして何か商品化できないか?

「フィールドワーカーにとって便利な『〇〇』」

 フィールドワーク中でも携帯できる、傘、バック、野帳、ルーペ・・・など、研究者になりきれるグッズとか。

「学部の特色を出したもの」

 学部ごとのうちわ、学部ごとの特徴を動物に例えてイラストに・・・など。

「ゴリラにちなんだもの」

 山極総長といえばゴリラ。アーティストにゴリラのイラストを描いてもらったグッズなど。

「京都の企業とコラボしたもの」、「京都の地場産業を盛り上げるもの」

 京都ならではの伝統産業や地元食材を使った商品や、京都の企業とコラボした商品開発など。

 

「いいグッズが作れるよう、みんなでがんばります!」

★STEP2.「新しい総長グッズを作ろう!プロジェクト」第2回ミーティングを実施!

 初回のキックオフミーティングで得た総長からのアイデアをもとに、第2回ミーティングを実施しました。

左から、参加メンバーの吉戸章人さん(工学部2回)、中森さん、内野さん、吉川雅史さん(工学部2回)、増井さん、上村京也さん(工学部2回)

 まずは、前回のキックオフミーティングに参加した増井さんより、総長からのアイデアやあがった意見などを報告。

 その報告をふまえて、まずは各自それぞれ、「ボク的いちおしはこれ!」という考えを述べてもらいました。

(※以下、写真左から順に)

  • 吉戸:「「これを買うことで、社会貢献につながる!」というような、社会的に意味のあるものがいいのでは?」
  • 内野:「ぼくは食べ物がいいと思う。たくさんの人に利用してもらえるような手軽なもの。」
  • 吉川:「「京大っぽい!」がひと目でバシッとわかるもの。ぼくも食べ物がいいと思う。」
  • 増井:「やっぱり、お土産として手軽に買えるもの。それで言うと食べ物がよいと思う。即席ものとか。」
  • 上村:「あえて、普段あまり使わないようなテクニカルなもの、オーバースペックなもの。例えば、素数ものさしのような。その意味では、案で出ていた野帳とかいいんじゃないかな?」
  • おまけの広報B:「やっぱり、京大ならではのウンチクはほしいです!野帳に、思いっきりマニアックな学術用語を載せるとか・・・。カップのふたの裏に京大雑学がのってるとか・・・」

 

中森さんからの心強いアシストも重要なヒント

 など、各自から出た意見をもとに、メンバー間でさまざまな意見が交わされました。

 ミーティングの合間には、助っ人の中森専務理事、中島常務理事から、京大同窓生が役員を務める在洛企業とのコラボについての話や、その他、外部機関や企業とコラボした取り組みに関する参考情報などもいただきました。

「総長を前面に出すものか、京大らしさをメインにするものか・・・」

「狙うターゲットはどんな人たち?」

「価格帯はどんなもんだろう・・・」

・・・などなど、具体的な絞り込みに入り始めたメンバーたち。

 新しい総長グッズのイメージが少しずつ見えてきたようです。

 

★STEP3.「新しい総長グッズを作ろう!プロジェクト」第3回ミーティングを実施!

 第2回ミーティングを経て、第3回目のミーティングを実施しました。

左から、参加メンバーの内野さん、大西智也さん(理学2回)、中島さん、吉川さん、上村さん。紅一点の石原さん(右上)。この日は吉川さんを書記に任命!(右下)

 まずは、中森専務理事から、前回のミーティング内容のまとめと、その後の進捗状況などの報告がありました。

 この日は、「グッズ開発のコンセプトの明確化」や「ターゲット、アイテムの絞り込み」などを課題に議論をスタート。みんなでアレコレ、意見やアイデアを出し合います。そして議論が進む中で、だんだんと方向性の軸が定まってきました。

 大事にしたいのはこんなこと!

  • 「総長らしさが出てる!」

総長からいただいた「大学探検」「フィールドワーク」といったヒントや、総長の人柄や研究内容からイメージする「ワイルド」「ゴリラ」といったキーワードから考えられる、まさに「山極総長らしい!」もの。総長が手にした時に、イメージがぴったりマッチするようなもの。

  • 「京大っぽい!」

例えば、お土産として持ち帰った時やギフトにした時に、「話のネタ」も添えられるような、「これぞ京大ならでは!」の要素が加味されたもの。

  • 「記念になる。モチベーション向上になる!」

京大に憧れて見学にくる中高生たちにとって、京大来学の記念となるものや、モチベーションがアップするもの。

 

 ・・・そんな手がかりをもとに、徐々に具体的なアイテムの絞り込みに入りました。

 「大学探検」をテーマにした、しかも京大らしいオモシロ要素も盛り込んだフィールドワーク関連グッズや、総長のワイルドなイメージを全面に出した食品、さらには、誰もが知ってるあの京都名物の京大オリジナル版を作る! などの案が有力候補になりそうな予感・・・。

 方向性が具体化してくるにつれ、ミーティングもどんどん白熱! 今回のミーティングで、かなり候補が絞り込まれてきましたよ。

 

・・・ですが、今回はここまで!

◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

学生たちと総長のアイデアがぞんぶんに盛り込まれた、新しい京大総長グッズ。
さて、どんなグッズが完成するのか・・・!?

プロジェクトメンバーの広報Bも、今後の展開が楽しみです! みなさん、こうご期待ください。

商品化は2015年夏頃を予定しています。詳しい案内は、後日京大生協ホームページにて発表します!

京都大学生活協同組合(京大生協)について

 京都大学生活協同組合(京大生協)は、学生・院生・教職員が出資金を出し合って運営している協同組合です。
 1949年の設立以来、京都大学の使命遂行のための基盤となる学生・教職員のための福利厚生事業の多くを担っています。

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