山極壽一総長がタイ・バンコクにて第3回 ASEAN-JAPANワークショップに出席しました。(2016年6月9日)

公開日

タイ・バンコクにて、第3回ASEAN-JAPANワークショップが開催され、本学からは山極壽一総長、稲葉カヨ 理事・副学長、河野泰之 東南アジア研究所長、柴山守 ASEAN拠点所長と関係職員が出席しました。

本会議は、STSフォーラム(科学技術と人類の未来に関するフォーラム)がASEANで開催するワークショップで、日本・ASEAN双方から産官学の代表者・副代表者クラスが参加し、イノベーション・科学技術分野における協力と発展に向けて話し合う場となっています。

第3回となる今回はタイにてNSTDA(タイ国立科学技術開発)との共催により開催、ピチェート・ドゥロンカウェロート タイ国科学技術省大臣、佐渡島志郎 在タイ日本国大使館大使、戸谷一夫 文部科学省文部科学審議官他をはじめ、政府・公的機関(教育省、科学技術省、科学技術振興支援機関等)、企業等経済産業界、大学・研究機関等からあわせて約150名が参加しました。

会議は、基調講演に続いて、午前のセッション1では「ASEAN 諸国の中小企業と日本やシンガポールのグローバルカンパニーとのコラボによる発展の展望」について、午後のセッション2では「世界的な競争力をつけるためのASEAN と日本の人材育成の協力のあり方」について、参加者全員で議論されました。

山極総長はセッション2で議長を務め、参加者の意見を紹介するとともに、ASEANと日本の協力、次世代の人材育成のための大学の役割の重要性と展望についてメッセージを発信しました。また、在タイ日本国大使とタイ国科学技術省大臣がスピーチの中で、本学のJASTIP(日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点)事業に言及、本学とASEANの各機関との一層の連携促進に期待を述べられました。

プログラムの最後には、産官学での協力体制構築により日本・ASEANの世界的競争力の向上に取り組むこと、さらには世界的な科学技術の向上に向けて、この会議の成果を10月に京都で開催されるSTSフォーラム年次総会へ活かすことが確認され、盛況のうちに会議は幕を閉じました。

第4回は、2017年にインドネシアで開催される予定です。

セッション2の様子(左:議長を務める山極総長)

大学の人材育成の役割を語る山極総長

山極総長と稲葉理事がバンコクの本学ASEAN拠点オフィスを訪問しスタッフを激励

関連リンク

京都大学ASEAN 拠点

JASTIP(日 ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点)