2014年「国立台湾大学サマースクール」に参加しました。(2014年8月3日~30日)

ターゲット
公開日

平成26年度大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称:東アジア短期留学プログラム)」の一環として国立台湾大学が主催するサマースクールに6名の本学学生が参加しました。世界各国から参加していた学生たちとともに、世界的にも有名な国際華語研修所(International Chinese Language Program National Taiwan University=ICLP)にて中国語授業、台湾文化に関する英語講義、フィールドトリップ、アクティビティ、カルチャーナイト等に参加しました。

また、国立台湾大学の学生だけではなくて、世界中の様々な国からの参加者と学生交流を行いました。世界各国の学生たちとの信頼関係を今後も一層深めていくことが期待されます。

参加学生の報告

報告会実施日: 2014年9月8日
国立台湾大学サマースクール 班長
経営管理教育部 大学院2回生 宍倉 洋介

長いようであっという間の4週間でしたが、このプログラムにおいて我々はとても貴重な経験とさまざまなことを学びました。

このプログラムは主に、(1)中国語授業、(2)台湾文化(台湾の食文化、寺社、音楽、お茶等について)に関する英語講義、(3)フィールドトリップ、(4)アクティビティ、(5)グループワーク等から構成されており、どれも非常に充実した内容のものでした。それ以外にもお誕生日パーティーや個人的な週末旅行など独自企画を加えると、毎日何らかのイベントがあり、忙しくも充実した、楽しい毎日になったと思います。

中国語授業は最初にレベル分けのテストが行われ、全体で7クラス、6、7人程度の少人数クラスに分けられます。レベルによって扱う内容が異なりますが、ICLPという語学教育の専門集団によって効率的な語学教育が行われており、初回テスト、中間テスト、最終テスト、最終プレゼンによって効果測定が行われました。最終プレゼンは中国語での劇または発表を行いました。

我々にとって特に印象的で、感謝しているのは、台湾大学学生によるステューデントアドバイザー達です。彼らはフィールドトリップやアクティビティのガイドから我々の生活に至るまであらゆることに関して、最初から最後まで面倒を見てくれました。夕食後、学生ラウンジにてチューターステーションという場所が設けられていました。これはステューデントアドバイザーによる中国語授業で分からない箇所や宿題について相談を行える場所で、学習に大変役立ちました。彼らは親身になって我々の相談に応じてくれましたし、彼らの我々に対する少しでも充実した時間を過ごして欲しいといった心遣いを感じることができました。彼らの尽力なしではここまで充実した留学生活は過ごせなかったと思います。

また、このプログラムで我々は、世界中の様々な国から来た参加者と濃密な国際交流の機会を得ました。台湾文化に関する英語講義、フィールドトリップ、アクティビティ、グループワークについては、我々中国語授業のコース以外の参加者(主に中国本土からの研究室参加コース、台湾文化体験コース)とも一緒に参加するため、コミュニケーションに必要な英語力も上達しました。加えて、宜蘭への1泊2日見学、猫空、国立故宮博物院、士林夜市等へ一緒に行くフィールドトリップでは、本当に仲良くなれました。また、全員で映画を見て、与えられたトピックについて各グループでディスカッションし発表する授業もあれば、グループワークでの映像制作もあり、国際的なチームワークも求められました。

プログラム中盤にカルチャーナイトというイベントがありました。我々は京都大学参加者全員で「スイカ割り」を企画し、とても好評でした。そのため、その後の国際交流も活発になり、開催してとても良かったと思っています。留学先では文化の違いから受け身になりがちな人も多いと思いますが、留学先で自国の文化を積極的に発信する大切さをよく理解できたように思います。

引き続き来年もこのサマースクールが開催され、参加者が語学学習や文化体験を通して、国際的な友好を深めてもらえると嬉しいです。

大学寮での文化交流パーティー

梅花湖周辺の散策

送別会での集合写真

※「大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称:東アジア短期留学プログラム)」について

本学では、本学学生が各国の大学生との交流を深め、国際性を涵養し、外国語運用能力を向上させる機会として、「大学間学生交流協定による短期留学プログラム」を、年間7プログラム実施しています。本プログラムは、本学と派遣先大学との大学間学生交流協定に基づき、原則として学費免除で行われ、派遣された本学学生は、交換留学生と同等の身分で受け入れられます。平成26年度は、「大学の世界展開力強化事業-ASEAN諸国等との大学間交流形成支援-「開かれたASEAN+6」による日本再発見-SENDを核とした国際連携人材育成」、海外留学支援制度(短期派遣)(重点政策枠)JASSO奨学金および「京都大学若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラム」の支援を受けて行われています。