ウィンタースクール「日本と南仏におけるワインビジネス展開」を実施しました。(2019年2月24日~3月2日)

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農学研究科は、南フランスのモンペリエにあるモンペリエスパグロ校(Montpellier SupAgro)の学生14名と教員4名を受け入れ、2019年2月24日から3月2日の1週間にわたり、日本のワインビジネス、食文化や観光などを学ぶウィンタースクールを実施しました。農学研究科とモンペリエスパグロ校は2015年に部局間交流協定を締結するなど、これまで研究や教育における協力関係を築いてきました。本プログラムはワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業の一環として実施されました。

参加者は、プログラム初日に日本の伝統芸能を見学し、2日目は本学へ表敬訪問をした後、京都府の支援を受け、日本の食文化「ばら寿司」をつくるイベントに参加しました。また、京都府内の2つのワイナリー「天橋立ワイナリー」と「丹波ワイン」で研修を受けた後、モンペリエでも知られるリーディングカンパニー堀場製作所(琵琶湖工場)を訪問し、日本の企業文化・技術を学びました。

研修4、5日目は山梨大学と連携し、中央葡萄酒、同大学ワイン科学研究センター、キリンディスティラリー富士御殿場蒸留所へのフィールドトリップを実施しました。参加者は日本の気候風土に合わせたブドウ生産やワイン醸造、その他アルコール飲料文化の普及について学び、6日目には100年以上続く大阪府柏原市のカタシモワイナリーを訪れ、京都府とは違う気候、地形等を学び、日本ワインの多様性を学びました。

また京都府の支援を受け、参加者は伏見区の月桂冠大倉記念館を訪れ、同区の歴史や京都の伝統食「おばんざい」についてのセミナーを受講し、醸造や食と地域の結びつきについて学びました。プログラム最終日には、日本のワインビジネスの課題やその解決策を議論するワークショップを兼ねた報告会を開催しました。

本プログラムには、ILASセミナー(海外)「南仏伝統産地のワインビジネス戦略」でモンペリエスパグロ校を訪れた本学学生らも参加し、交流を深めました。

天橋立ワイナリー(京都)にて日本のワイン醸造を学ぶ

堀場製作所(滋賀)にて日本の企業文化・技術について学ぶ

中央葡萄酒(山梨)にて日本のワイン醸造を学ぶ

カタシモワイナリー(大阪)にてブドウ栽培、ワイン醸造と地域の結びつきを学ぶ

日本のワインビジネスの課題についてワークショップで議論

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