森里海連環学教育プログラム第2回修了式を執り行いました。(2015年3月23日)

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森里海連環学教育ユニットは、旧演習林事務室において森里海連環学教育プログラム第2回修了式を執り行いました。今年度は23名の学生が修了を迎え、開講初年度だった2013年度と合わせて修了生の累計は49名となりました。

修了式では、関係者から修了生に贈る言葉や、修了に際する万感の思いを表した修了生の言葉の中で、「違う学問分野・国の人たちと関わることの大切さ」、および、「プログラムを通して手に入れた仲間の大切さ」についてよく言及されました。

森里海連環学教育プログラムには、農学研究科、人間・環境学研究科、地球環境学舎をはじめ、京都大学内のさまざまな大学院から学生が集い、基本的に授業は英語で行われるため留学生も数多く参加しています。異なる学問分野を専門とし、興味・関心の対象も多様な学生がともに学び、時には、言葉や文化の壁を越えて互いの意見を交わし、ひとつの解を見つけることが求められることもあります。森里海連環学は、森、里、海という異なる生態系間のつながり、ひいては人間と自然のつながりを解明し守ることを目指しています。その根底にあるより普遍的な精神「自分と異なる存在を理解し、ともに生きること」を、学生達はプログラムを通して学んだようです。習得した知識のみならず、彼・彼女らがともに学ぶ仲間と築いたきずなが、森里海連環学教育プログラム同窓会の活動を通して今後も維持・発展されていくことが期待されます。

山下洋 森里海連環学教育ユニット長から修了証を授与される修了生

祝辞を述べる、荻上健太郎 日本財団海洋グループリーダー

集合写真